11 『月の地下は、盆踊りか?』
月の表面だって、なぞだらけなのだから、地下なんて、まだまだ、謎そのものである。
しかし、『かぐやひめ』は大変に興味深いおはなしではあるにしても、月に人類あるいはそれに類する存在が実際に住んでいると信じる人は多くはなかっただろう。
火星に比べても。
それでも、月は、人類の手が届く唯一の別世界だったのである。
その、月の地底に、高度な文明を築いている、地球人類の親戚がいたなんてことが解ったことは、まさしく、驚天動地だったわけだ。
科学者も政治家も哲学者も、一週間は、みな寝込んだとさえ言われている。
『かぐやひめ』のファンが、日本では盆踊りを真冬に開催し、アメリカや欧州では、ロックフェスティバルがひらかれ、天体望遠鏡がバカ売れした。
やまーしんの、『交響詩 ‘’かぐやと地下世界‘’』が発表された。
さらに、もっと、科学的な『月世界ブーム』にもなったわけである。
地球からの使節団が月に派遣されて、『月面の奇跡』が行われた。
さらに、月人が地球に招待され、やがてついに、地球人類が、月の地下に入ったのである。
🌗ウソッパチ
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