Rp:11 かかりつけ薬剤師になろう その3

「確かにそれは良いね。いつも悪いねぇと言われるけれどかかりつけを算定しているから大丈夫とわかれば気軽に頼りやすいかもね。」


基本的にかかりつけを算定している人としていない人(大多数の人)を比較して基本的にサービスは変わらない。

かかりつけを算定していない人は薬局に電話をかけてはいけないということも無いし、他の薬局でもらっている薬との併用薬のチェックをしてもらえないというわけでもない。

ここがかかりつけ薬剤師の同意を得るうえで少し難しいところだと思う。

なので①お金がかかるか、②信頼関係はどうか、③負担額が増える分のサービスを提供できるかを考慮し交渉するのが適切だと思う。


「じゃあ時間があるときにお金がかからない人の中で声をかけられる人を選定してみましょう。不安だったらロールプレイしてみますか?」

「いや、それは大丈夫。そっちのほうが恥ずかしい。」

「そうですか。。わかりました。」


後発品への変更やかかりつけの同意に関わらず、薬剤師の仕事をする上で患者さんに同意を得るための交渉をする場面は実はある。

吸入薬指導加算、調剤後服薬管理指導料、外来服薬支援料2(旧一包化加算)なども一見医療機関発進の加算に思えるが、

薬剤師が必要と感じるのであれば「負担額増える変わりによりよりサービスを提供できる」ことを説明し、医療機関に指導の指示をもらうことができれば算定することも可能だ。

「病院の指示がなければ算定できないし」と考えず患者さんや病院に様々な提案をすることで職能をより発揮でき、信頼される薬局に昇華できるのでは無いかと思う。

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