第8話

だけと好印象を得るためにはなんでも「はい。」と言っておくのが日本人の常識ってやつだから。



あえて否定的な言葉は言わずにそう放っていると、



「じゃあさ、俺が実は吸血鬼ですって言ったら信じる?」



本当に突拍子も無い。

何を知りたくてそんなことを聞かれているのかはわからなかったけど、でも…



「仕事に必要なら、受け入れます。」



あたしは、あたしなりの回答をしていた。



非現実的すぎるとは思うけど、そんな仕事で20万近くもらえるならって…。



利害性を見出したのはいうまでもない。

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