第7話
「名前は…、凪(なぎさ)ちゃん。」
「はい。」
「応募したきっかけは?」
「大学費を稼ぎたくて…、」
「ふうん…?じゃあさ?霊的なものとか信じるタイプ?」
「…え?あ、はい。怖いものは苦手ですけど、不思議なこととかそういう霊的な類はあると思ってます。」
突拍子もなく問われる質問に対して、あたしは精一杯だった。
正直なところ、霊的なものなんて半信半疑でしかないし、多分どっちかっていうと信じてない類の人間だ。
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