第9話

雇い主が頭のネジが外れたファンタジーな人だろうが背に腹は変えられない。



それくらい付き合って仕事して光熱費が浮き、お金ももらえるなら合わせることくらいわけないさ!



そんな感覚で答えていたあたしに対し、その人はまた…



「じゃあ普段、どんな食生活してんの?」


「え…?」


「ここ一ヶ月くらいの食生活教えて。」



また突拍子もなければ、こんなこと聞いて何に影響するのか…。



テンプレの回答もないその質問には素直に自分の好むものや、毎日の食事についてを語るしかなかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る