第2話 支える月





 ノートに

 盃になった月と流れゆく雲を描いた


 隣の君は


 この月のように

 この流れゆく雲のように

 私のこころをさらっていく


 君の曲がった左腕が

 ワイシャツの上から透けてみえるようだ


 そのこころも

 のぞけたらいいのにな


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

恋する藤崎さん ありもと優 @sekai279

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ