第8話:満車なんだから
今日はららぽーと横浜に行きました。
クリニックに検査結果を聴きに行ったのですが、結果は
「良性のポリープで放っておくと癌化するものでした。検査してよかったですね、多発性のものですから来年も来てください」と。
待ってください、わたくしそのポリープ、胃腸に8個もあったんですけれども!
思ったけれどもうまく言えない。
あっという間に診察は終わり、会計しました。
母がついでに買い物をしたいというので、開館を待ち、買い物を済ませたらDONQでスパイシーパンと桜の塩漬けの飾ってあるこしあんパンを食べました。
塩パンというのがあるのですが、好きなので母と半分こして。
飲み物はアイスキャラメル・ラテ。
ストローが紙製になってました。
よく混ぜないとミルクが固まっている。
ドラッグストアで化粧品を見たりして、帰りの駐車場でスマホが鳴りました。
母のものです。
昔の同僚からです。
個人情報は伏せますが、ただ話が長い。
車に入って窓も開けないで話しているので、空気がむあむあします。
で、ドアを開け放ってバックミラーで髪の毛を見ていました。
そして、
「!”#$$%&’()=~」
と、どこからかがなる声がしました。
メガネをしていたので目線があってしまった。
こわい男の人(髪を染めてるのか黒々としてツンツン前髪が立っているがお年寄り)が、黒いでっかい、いかつい車からにらんでいました。
金持ち喧嘩せずというのに、おかしなことだ。
さては借金をして手に入れた車なんだな、と今では思います。
母が言うには(電話してたのに、ちゃんと気づいていたらしい)駐車場を早くどけと怒鳴っていたらしいです。
他にも空いているはずだし、そうでなければ入り口に満車のプレートが出ているはず。
つまり、平面駐車場が空いているはずがない、と知っていて侵入したくせに、運転席にいる母ではなく助手席にいるわたくしをののしってきたのです。
平日の平面駐車場が空いているはずだと思って侵入したならば、広いのだからよそへ行かれればよろしい。
コロコロとしたかわいい軽車乗りをいじめるもんじゃない。
わたくし、実はショックでした。
なんて下品なおじい様なのだろうと。
男性ってみんなこうなのかしらねえと。
カクヨムにはgentleな方がいっぱいいらして、時々わからなくなります。
一皮むけば男性なんてこんなものなのかなあと。
きっと自分のパンツを洗ったこともないのでしょう。
お皿だって洗ったことがないに違いない。
関心があるのは高級車だけで、毎日せっせと洗車しているんでしょう。
でも、だれにも尊敬されない人だ。
かわいそうに、きっと孤独でみじめに死んでいくに違いない。
お風呂に入れず、自分で下着を取り替えられなくなっても、だれもおむつを替えてくれないに決まってる。
ああいう人が介護施設でやらかすんだなあ。
実体がヴィンテージになっているのだから、せめて態度くらいはスマートであってほしいというのは、勝手な願望なのでしょうか。
安易に口を開くとお里が知れます。
ご用心。
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