汚れて見えた星空に

星の輝きはいつも純粋に僕を照らす

その輝きを見るとしんどくなるから

僕はその美しさから目を逸らした


煙草の煙、濁った窓ガラス

全部、人工の光に支配されたこの街のせいにして

「星空は汚れていてもう綺麗じゃない」と諦めて

自分の心の歪みを隠したかったのかもしれない


星空は何も変わっていないのに汚れて見えたのは

澄み切った空を信じられなくなった

僕自身が目を曇らせたのだ


何気ない夜

街の光が滲んで、星の輪郭さえさえない星空に

僕はいったい何を思うのだろう

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