第84話
「だってお前は俺が何を言っても傷つかない、ゴキブリみたいな精神力の持ち主だもんな♪」
可愛い笑顔を浮かべて悪意のない毒を吐きまくるヒロ。
俺のお気に入りのヒツジのぬいぐるみみたいにふわふわと可愛いヒロの中身は、ハバネロよりも辛い。
時々グサリとひどいことを言って俺を傷つける。
そりゃ俺だって愛するハニーからそんなこと言われれば傷つく……のは3秒で、4秒を過ぎるともう元気。
「ふむ。お前はこの俺様をゴキブリみたいな下等な生物と一緒にしたわけだ。
今夜はたっぷり可愛がってやる♪ゴキブリなみの精力でな」
俺の言葉にヒロはさーっと顔を青くして、慌しくコーヒーを飲み干した。
ジャスト1分。
やっぱり時間通り♪
まぁゴキブリと一緒にされなくても、充分可愛がってやるつもりではいるんだけどな。
俺に変な口実を与えるヒロがバカで
そこが可愛いんだ♪
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます