第6話
男……だよな…
布団を頭まで被って、その布団の端からちょっとだけ髪が覗いている。
艶やかな髪は黒くて固そうな……
いや…いやいやいや……
これはどういう状況??
確か昨日は―――行きつけのバーで飲んでて……飲んでて?
その後の記憶がさっぱりない。
何を飲んだのか、どれだけ飲んだのか?
ごそごそ、とまたも布団が動いて俺は思わず身を引いた。
布団から彼が顔をちょっとだけ出して、俺を寝起きのぼんやりした目で見上げてくる。
男の俺でもちょっと見惚れてしまうような色っぽい寝起き顔。
その顔に覚えがあった。
昨日の―――!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます