第6話 エピローグ

 翌日になるけど、なぜか僕たちが作った七不思議は七不思議として広まっていた、先生が根回しをしたのかなと思って直接聞いたところ、『俺じゃないぜ。俺も人体模型の犯行がばれたのかとヒヤヒヤしていたところだよ』と言っていた。

 じゃあ誰が噂を流したのだろう。

 あの時目撃者がいたとしても、桜の下の屍体だけは分からないはずだ。


 どういうことだろう?


 そうそう、もう一つの謎だが何故か最後の七不思議だけは変わっていた。まぁアンリエットが七不思議って締まらないし、そもそも不思議でもなんでもないからね。



 それで新しい七不思議ってのが『噂好きの幽霊』というタイトルになっていた。


 どうも、この学校には噂が大好きで仕方がない幽霊がいるらしい。そいつは気になった人物をとことんストーカーして新しい噂を流すの趣味だとか……


 僕は思った。

 ……こいつが七不思議の噂を流したんじゃないのか?


 そして。

 ……僕の勘もそう告げている。


 ……マジか。




 ……幽霊っているんだ。








 ……こっわ。

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