『そろそろ魔王を元に戻さないか?』
ども、はたです。冷えてきましたね。こたつが愛おしい時期になりました。今日も創作論です。
最近…魔王信仰が強くないですか?確かに魔王様が、良い人だったり、可愛らしい一面が見れる作品が多い気がします。何故なら強いギャップを生み出しやすいからなのかな。
そういう僕もつい最近まで、『魔王』を善人として設定していたりしました。…でも、もう旬は過ぎてるでしょう。
僕が魔王善人設定の最古の記憶はゲーム『魔界戦記ディスガイア』のラハール様。それ以前にもあったのかもしれませんが、僕にはこのキャラが最古です。
今調べたら、発売は2003年。もう21年経ってます。そろそろ、本来の意味に原点回帰してもいいでしょ?
気持ちは分かります。なら、魔王じゃない悪役を善人にしてみても良いんじゃないでしょうか?今流行りの地面師なんかを、正義の味方にしてみたら、いかがなものでしょう?
昔、夜逃げ屋本舗という作品がありましたが、あれも爽快なスカッと、かつドキドキする作品でした。
そうなると逆のパターンも考えられますね。一見、良識人なのに、実は悪人だったパターン。ドラマ、コンフィデンスマンJPのゲストの役柄がまさにそれですね。
勧善懲悪は崩さないのですが、設定の妙とでも言いましょうか。ちょっと違う目線で見るだけで、正義と悪は紙一重です。
古畑任三郎が悪人で、ゲストが毎回してやられるとか。これならパターンは無限にあるんじゃないでしょうか。
ちょっと凝った設定にするならば、途中までは正しい設定で、途中で裏返すとか。これは、奇をてらえます。
刑事ものを例とするなら、最終回ギリギリまで熱血刑事なのに、最終回で今までの犯罪を主人公が行っていたとか。サイコパスものの典型ですね。
正直、基本形の設定なんて出尽くしてます。ですが、見せ方、足し方、混ぜ方などで見繕うことはできるのです。
そのためには他の方の作品を分析する必要があります。全部見るだけ、という意味ではありません。いかに分析して、骨格の状態まで落とし込めるかという。
僕はまだ未熟者なので、分解に時間がかかりますが、皆さんならもっといい例が浮かぶんじゃないでしょうか。
実は新しくなくても、奇抜「っぽい」作品は書けます!!
といっても、基本形をないがしろにしてはいけません。地盤があってこその作品。まずは一作短編でいいので、王道を書いてみるといいでしょう。応用はそれからです!!
『今日の結論』
『固定観念は捨てるという風潮は、そろそろ潮時』
『設定は裏返すだけで奇抜になる』
『善と悪は紙一重』
『物語を骨格に分解するよう心掛ける』
『王道を知ることで初めて応用に移れる』
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