第6話

実力テスト当日……

「では実力テストのチームを決めます。このくじを引いてください。」

俺は10番だった。十番は……あそこか……

「ん…?誰かと思ったらあの時負けそうになった朱羅じゃないか。」

「渚がチームか。よろしくな。」

「……ふん!実力テストで足引っ張るなよ?」

「はいはい。わかったよ。」

今回のテストは二人一つのチーム。制限時間は1時間三十分。魔物のランクごとにポイントが振り分けてある。足は引っ張らない用にするか。

「では始め!!」

開始三十分後

「おい!一人で行くのは危ないと思うのだが?」

「はん!問題ねぇよ。ここは深層じゃなきゃSランクなんて出ねえから。」

「そうか。俺はここらへんで魔物を倒している。(心配だから一応後を付いていくか。)」

「へいへい。」

さらに三十分後…

「なんで!こんなとこにドラゴンが!!」

(なに!?ドラゴンか…。)

俺は小声で「『邪の剣よ。我に今、力を貸してくれ。……邪剣ソウルソード』」


『グガガガァァァァ!!!!ァァァァァァ!!!ウワァァ…………』

「お前………。そうか。助けてくれたんだな。……ありが……とうな。お前は良い奴だ。今まで俺のやってきたことが馬鹿みたいだ。」

「そうか、ありがとうな。」

「あとの30分も頑張ろうな。」

そして見事に1位を取った。これを機に渚と親友になった。


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