第17話 入学式
県立東堂学院。私、星宮叶の住んでる地域にある高校だ。今日は入学式で私は中学からの友達であるみうと一緒に式場へ向かうことになった。
「かな!起きなさい。今日は入学式でしょ!」
「はーい!」
「もう高校生になるんだし自分で起きて欲しいな」
「次からは自分で起きるね!」
「みうちゃんと待ち合わせしてるのよね?」
「うん!」
「待たせるのも悪いから早く行きなさい!」
「行ってきます!」私は今日から高校生!ちゃんと楽しむぞ!
「叶!おはよう」歩いて10分くらいの所にある公園にみうがいて声をかけられた。
「待ち合わせ場所もう少し先じゃなかった?」
「今日は散歩したい気分だったから、少し歩いたの!ごめんね」
「大丈夫よ!それより早く行きましょ」学校へ着くと先生が新入生を式場へ案内していた。
「入学おめでとうございます」20代くらいの若い女性の先生から祝いの言葉をもらう。
「ありがとうございます」このまま真っ直ぐ進むように言われたため指示に従うと体育館に着いた。
「新入生の皆さん!受付をしてください」私は受付を済ませると姉さんに学校に着いたことを連絡することにした。
「入学式を始めます」どうやら入学式が開式したようだ。
「新入生入場!」司会の指示に従い新入生が入場する。
「校長祝辞!校長先生お願いします」
「新入生の皆さん!入学おめでとうございます。3年間辛くて大変な日々になるかもしれませんが頑張ってください!今日はおめでとうございます」
「続いて生徒会長の言葉!」
「皆さん、ご入学おめでとうございます。3年という月日が経つのは長いようで短いです。体調管理に気をつけて充実した生活を送ってください。以上です」
「それでは、閉式の挨拶。教頭先生お願いします」
「以上をもちまして令和4年度入学式を閉式いたします」
「新入生の皆さんが退場します。担任の先生に続いて移動してください」体育館から退場した私たちは教室に戻り担任の話を聞いた。
「担任の四葉桜と申します皆さんは今日から高校生です。高校生らしい行動をするように心掛けてください」
「はい!」
「今日はこれで解散となります!明日は席替えや
教材配布をするので本格的な授業は来週の月曜日からです」
「はい!」私はこの日はすぐに下校した。
「もう!叶ったら先に行って」
「ごめん、、みう!」
「一緒に帰ろ!」
「うん!」私は久しぶりにみうと下校した。
「明日は金曜日だから、頑張れば明後日は休みね」
「そうだね!明日は午前中で終わりみたいだから気が楽だよ」くだらない話をしながら帰宅した。
「ただいま!」みうと別れてから真っ直ぐ帰ってきたが姉さんはまだいないようだ。
「姉さんまだなのか」まだ帰ってない姉さんには悪いが先にご飯を食べることにした。
「ご飯も食べたしお風呂でも入ろうかな」その時、インターホンが鳴った。時刻は19時頃だ。
「みうかな」姉さんならインターホンは鳴らさないからだ。
「はい!今行きます」何回も鳴らされるインタホーン。
「はい!」私は扉を開けるとそこには知らない男が立っていた。
「あの、ここは星宮かなこさんのお宅でしょうか?」
「かなこは私の姉ですがどうかしましたか?」
「そうですか、、かなこさんはいらっしゃいますか?」
「それが、まだ帰ってきてなくて。いつもなら帰ってきている時間なんですが」
「そうですか」
「玄関先で話すのもあれなので良かったらあがりませんか?」
「それではお言葉に甘えさせてもらいます」部屋に上がってくる男と姉さんを待っている間、ある話をした。姉さんに関する話を。
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