第8話 姉との会話

「ただいま!姉さん」

「おかえり!早かったね」

「えぇ」私はいつも家に帰ってから姉さんとの会話することから始める。今日は何があったとか些細なことだが姉さんはちゃんと聞いてくれる。

「かな、学校は楽しいかい?」

「楽しいよ!それなら良かった。困ったことが出来てらいつでも相談したまえ」

「ありがとう」私はここで1つ、姉の言葉に甘えるつもりで相談してみることにした。みうのことについてだ。

「実は今、悩んでいることがあります」

「さっそくかい?」

「最近、学校で何人か友達ができたんだけど、その内の1人が私に友達以上の何かを求めてる気がして」

「なるほど。ふむ!こればかりはどうしようもないな!」

「何でも相談しろっていったのは姉さんでしょ!?」

「かなよ、確かに私はなんでも相談しろと言った。だがこればかりは相手を待つしかないのだよ」何を言っているのかさっぱり分からなかった。

「相手を待つ?」

「そうだ」姉さんは続けてこう言ってきた。 「おそらく相手は叶のことを知りたいんだ。たまから何か聞かれたら優しくこたえてやれ」と。

「ありがとう。やっぱり姉さんに相談してみて良かったわ!」姉さんに礼を伝えると私はゆっくりと眠りについた。

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