第5話:ようやく侵略者。
キュートがハジメの家で、毎日ぷらぷら遊び呆けてるだけじゃただのラブコメで
終わってしまうので、そろそろ侵略者を登場させましょう〜。
ってことで宇宙から地球を狙っている最悪のエイリアンが刻々と地球に迫っていた。
そいつらは、地球にいるセコいエイリアンと違って あらゆる星々を征服してきた、恐ろしいやつらなのだ。
「あ〜退屈・・・退屈くつくつ・・・男10人相手にセックスしてもう飽きたわ」
「地球にはまだ着かんのか?・・・イライラ」
「ははっ、大いなるパパイヤ様」
「今、減速中なので、あと30分あまりで地球に到着すると思われます」
「思われますってなんだ?・・・いいかげんだな・・・ザクロ」
パパイヤと呼ばれたエイリアンは中年のじゅくじゅくの熟女で、きらびやかな
装身具を身につけ手に金杯を持って偉そうに玉座にふんぞり返っていた。
その名は大淫婦パパイヤ。
名前はジューシーだが、とっても残忍でエロくて変態でワルワルな女なのだ。
ザクロとよばれた男は、パパイヤの腰巾着&第一幹部&使いっぱ。
頭は、たいしてよくないが大男で筋肉マッチョでバカヂカラの持ち主。
あとパパイヤの船には、半端なく強い傭兵「カオス」って宇宙生命体が乗っていた。
「カオス」にはパパイヤでさえ一目置いていた。
「カオス」は緋色の体色をした生命体で故郷の太陽が新星爆発したときに
宇宙空間まで吹き飛ばされ遠い星々から届くエネルギーで悠久を彷徨っていた
ところをパパイヤの船に助けられてカオスとパパイヤはそれ以来の関係なのだ。
カオスは自身の原子配列を変化させ金属壁を通過できる能力を持っている。
そして雌雄同体であって自身の胎内にある卵を人間の内臓に植え付けて繁殖
を繰り返す。
普段は普通に人間の平均男性くらいの身長だが、一度、憤慨するとその容姿は
大きく変貌する。
体も大きくなって頭に牛みたいな角が二本生えてきて絵画の中の悪魔のように
なる変態系の生命体だった。
パパイアの手下のザクロなど、指一本触れただけで潰されるだろう。
もしかしたらキュートも歯が立たないかもしれない恐ろしいエイリアンかも
しれないのだ。
「パパイヤ様、そろそろ地球に近づいて来ました」
「ご苦労・・・ザクロ、まずお前が地球に降りて偵察してくるのじゃ 」
「ははっ・・・私目がいち早く地球に降りて様子を見定めて参りましょう」
「どうせなら、そのまま人類を征服して来てもよろしいでしょうか? 」
「任せよう・・・この地球も私のコレクションのひとつに加えるからな」
「抵抗するヤツも、軟弱な人間も一匹残らず殲滅せよ 」
「ふはははは」
「かしこまりました・・・では・・・」
さ、恐ろしいことになりましたよ。
地球侵略の危機ですよ。
でも、こうじゃないとキュートの活躍が見れませんからね。
つづく。
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