三日馬村に訪れた3人の若者#2

「あれ、映らないですね」

「なんだよ期待してたのに」

石井は唾を吐き捨てる様に言う。

「まあ、呪いのビデオではなかったんで、

その髪の毛だけですかね問題は」

ことは静かに収まった様に思えた。

しかし、その時だ。

ドンドンドン。

誰かが扉を強く叩く。

「誰ですかね」有田は恐る恐る聞く。

「おい、見に行ってみろ」

確かに、稲荷崎の可能性もあるだろう。

有田は恐る恐る、その扉を開いた。

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