HD-2D版ドラクエ3女勇者ちゃん一人旅

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HD-2D版ドラクエ3女勇者ちゃん一人旅

2024年11月14日、待望のゲームが発売されました。


自分が初めてドラクエ3をやったのはSFC版で、面白くて何週もくり返し遊び、RTAなんかも観たりやってみたりしたくらいにはドハマリしたものです。

余談ですが、私は長編ファンタジー書いているのですが、主人公が16歳の誕生日から物語が始まるのは、まさにこのゲームから取ってきています。


何度も遊んだ名作が現在の技術で蘇るというんだからもう、やるっきゃねえと。

そして普通に遊んだのではすぐクリアしてしまうので、せっかくだからちょっと趣向を凝らして。

タイトル通りの遊び方にしたわけですね。はい。

今日これを書いているときにクリアしたばかりの状態なのですが。

勢い楽しかった! なテンションのまま、冒険記ということで綴っていきたいと思います。


まず女勇者ちゃん一人旅ね。

ルックスBなんてやわな呼び方はしません。女勇者ちゃんです。

ちなみにオルテガ大好きお父さんっ娘という脳内設定です。

一人旅に憧れて、「旅ってそういうもんじゃないの?」と、王様の忠告を無視して一人で突っ走ってしまったという脳内フレーバーを補完しています。

男の子のようにゆうかんに育てられたため、女の子だけど色々なことに無頓着(という設定)です。

性格は当然のようにセクシーギャルです。自覚はないけどえっちな女の子です。最高ですね。


さらに逃走禁止縛りも付けました。

お父さんは勇敢に戦ったため、女勇者ちゃんも決して逃げないのです。

たとえキングヒドラの炎に焼かれようとも、逃げないのです。


難易度は標準の「バッチリ冒険」としました。

簡単だとそもそも死ななくなるらしいので、ゲーム性が損なわれるかなと。

逆に高難易度にした場合、ちょっとクリアできるかわからなかったので、推奨の難易度でじっくり一人旅を味わってみることにしました。


早速序盤からなのですが、「ブーメラン」および「やいばのブーメラン」が強いこと強いこと。

今作はグループ攻撃でも会心の一撃が出る仕様で、戦闘スピードを超はやいにしておくとダメージ表示も一瞬なのでサクサク狩れました。

SFC版だと全体武器は中々入手タイミングがやや遅かったので、「いばらのむち」がメインウェポンだったりしたのですが。これはありがたい変更でしたね。


そんなこんなで、アリアハン大陸を出るまでは「これってオリジナルより簡単になってるのかな」と思ったりしたのですが。

いやいや、そんなことはなかった。

全体的に敵味方ともにインフレしています。別のところでバランスは取れてました。


初めてやべえと思ったのは、さまようよろいの複数エンカです。

今作、体感ですが痛恨の頻度がやたら上がってまして。

一人旅していると痛恨を1ターンに2発3発と連続でもらって一気にやばくなります。


それからヒートギズモ。お前だよ。お前。ふざけんな笑

メラミ1ターンに何発撃つねん。お前のせいでHP200あっても1ターン終わりに瀕死だぞ。

とんでもねえ。SFC版だと何でもなかった奴が超強化されていやがる……!


普通に仲間と一緒に旅してたら何でもなかったんでしょうけど、女勇者ちゃん一人旅では強エンカはデスエンカ。

1回1回の戦闘が死と隣り合わせで、基本回復が追い付かないので、やられる前にやれという割り切ったバランスになっていました。


ありがたかったというか楽だったのは、MPがSFC版よりかなり上がりやすいこと。

ルーラポイントも断然増えているため、こまめに宿りながらでも着実に進んでいけます。

つまりリソースの心配はあまりしなくてもよいということ。

なのでこちらも出し惜しみせず、強いムーブを押し付けていくことが基本戦術となります。


最初にテンション爆上がったのは、キャットフライって敵を倒していたら「ぬいぐるみ」をドロップしたことですね。

これなんとドロップ率1/256のレアアイテムでして、本来はラーの洞窟っていう上の世界終盤のダンジョンで拾うやつなので、防御力がクッソ高いです。

早速装備したのですが、ねこちゃんが砂漠で一人旅というシュールな絵面になってしまい、思わず吹きました。

いや、こっちは性能で装備選んでるだけなんですけどね……w


前情報攻略情報一切なしでやっていたため、追加ボスの存在には驚くことになりました。

一人旅において、大きな壁と目されていたのはボストロールなのですが。

それより前に、最初のやばい壁が立ちはだかることになります。


それは、ナイルのあくま! ……のお供である、目玉野郎です(名前忘れた)。

こいつ、なんと「まほうのかぎ」の前でスタンバっておりまして。

ああ、こいつのせいでSFC版RTAの定石である「ピラミッド特攻してまほうのかぎを手に入れる」ができなくなったんだなとか思ったりしてましたが。


さてどんなもんかなと挑んでみたのですが。


おい、ふざけんな!!!笑


両脇を固めている目玉が、確定催眠攻撃を仕掛けてきやがったのです。

一人旅女勇者ちゃん、哀れ催眠レ〇プをくらってしまいます。


催眠→起きたら催眠→起きたら催眠→……


の無限コンボをもらってしまい、為すすべなく敗北を喫する女勇者ちゃん。

ひどい。とてもひどいものがそこにありました。


幸いなのは、さっき言ってた「ぬいぐるみ」を拾っていたことです。

これのおかげでボスの通常攻撃はカスダメになっており、実質目玉がボスみたいなもんでした。

で、対抗策ですが……祈るしかありません。

寝たらすぐ起きることを祈り、ある程度レベルを上げて再戦に次ぐ再戦を挑み、何戦目かでやっと勝てました。

思わぬところできつかったですね。いやーしんどかったです。


無事「まほうのかぎ」を入手した女勇者ちゃん、しばらくは船旅も快適に世界一周旅行を成し遂げます。

オーブなんかも手が覚えているのでするすると集めていくのですが。今作はかなりオーブ周りで追加ボスが増えています。

とは言え、最初の催眠厨ほどのインパクトはなく。

今作は経験値が多いので、その辺りを歩いていると勝手にどんどんレベルが上がります。

気が付けば中盤でギガデインを覚えていたので、その辺のボスには連発していれば消し炭になっていました。


やまたのおろちも軽くしばき倒し。

そして次の約束された壁ですが。やはりボストロールは強かったです。

HD-2D版ではSFC版と違い、痛恨の頻度はそこまですごく高いわけではないのですが。

普通に高い攻撃力で、やいばくだきやメダパニまで駆使し、防御も下げてくるので、正統派に強かったです。


厄介なのは、SFC版と違ってルカニやマホトーンが永続ではないということ。

一人旅の場合、すぐに解けてしまうため、実質ガチ殴り合いするしかないのではないかと思われます。


ここで先を見据え、ちょっとレベル上げを敢行。

HD-2D版のありがたいところは、ステータスが255上限ではないことです。

なので種きのみ集めをしなくとも、レベルを上げればまっとうに強くなってくれます。

そこは一人旅にとってはありがたかったですね。

結局レベル40いくつだかで撃破。まっとうに殴り勝ちました。


そこからはサクサク進み、気付けばバラモス城へ。


そう言えば逃走禁止縛りだと地味にばくだんいわがデスエンカになるの、吹きました。

メガンテに祈れ。


さて。SFC版一人旅バラモスは、最大の壁の一つです。

自動回復100が何より厄介で、殴り勝つには力255は前提になってくる大変なボスだったのですが。

HD-2D版、そこは緩和されていました。

毎ターン60~70程度の回復に落ち着き、こちらもステータス上限が上がっているため、与えるダメージ>自動回復が成り立ちます。

なのでこちらもガチンコ殴り合いじゃああああ!!! しました。

面白かったのは、ボスもMPが有限っぽくて、長期戦になったらバラモスがMP切れを起こしてしまったことです。

カッコよく撃っていたイオナズンやメラゾーマが使えなくなり、メダパニをから撃ちしていました。

気付けばそこにはガチで殴り合うだけの女勇者ちゃんとバラモスの姿が。

奇妙な友情のような何かが芽生えつつ、きっちり倒した女勇者ちゃんであった(無慈悲)。


バラモスを倒したので、無事エンディングです。お疲れ様でした。


と思ったら……ですよ。


なんか怖いやつが出てきて、兵士があああああああああああ!!!


せっかくバラモス倒して世界が平和になったと思ったのに、こんなに怖いやつが出てきて世界はいったいどうなってしまうんっ

だあああああああああああああああああああああああーーーーーーーーー!!!!


はい。


重要な違いとしてはこのシーン、お母さん同伴だったことですね。

SFC版だと、バラモス倒した後になんでまだ旅しているかわからなかったと思うのですが。

お母さんもしっかりゾーマを目撃していたため、哀しみながら送り出してくれました。

演出がちょっとぐっと来たぜ。


それからは約束されたネタバレ、お待たせ。下の世界の旅が始まります。

敵は強くなっているんですが、こっちもギガデイン連発できるくらいMP増えているので、相対的にはちょっと楽になっている感じです。

また装備についても、勇者専用装備が滅茶苦茶優秀というのはあります。

なのでバラモス前より体感楽になっているというのが正直な印象です。

違いがあって面白かったのは、王者の剣の入手イベントが強化されていたりとかですかね。

あとあまり言うとネタバレになるのでさらっとですが、オルテガのかぶとについても追加イベントがあって個人的に良いなと思ったポイントでした。


あとSFC版だとおばさんっぽいグラのルビスが若作りしていて、ちょっと吹きました。

あ、今のは聞かなかったことにして下さい。


サクサクと進め、「虹のしずく」を手に入れまして。使いまして。

ここもちゃんと虹っぽい橋がかかったのに謎に感動していたりしました。


いよいよゾーマ城に突入していきます。

だいまじん×6にいっぺんに襲われるかと思ってびびったのですが、だいまじん×2×3でした(ほっ)。

憧れの父オルテガの死を看取るなどしまして。

ここの演出見るに、脳内設定全然間違っていなかったのではと確信したりもしました。

女勇者ちゃんかわいい。やったぜ。


そしていよいよ問題の3連戦です。

と思いきやショートカット開通でき、かつ今作では一度倒したら再戦はなしなので、3連戦ではありませんでした。

いや、でもね。キングヒドラとバラモスブロスはいつも通りだったからよかったんですよ。


私もね。こいつはもしかしたらやってくれるんじゃないかと思ってはいたんですけどね。


バラモスゾンビくん。


や っ て く れ ま し た 。


まずSFC版の情報からおさらいしましょう。

こいつは自動回復50を持っているのですが、それはまあ大したことではありません。

何より恐ろしいのは、凄まじいまでの攻撃力の高さです。

1ターン2回で1発100ダメ以上もっていくので、単純に殴り合いすると500くらいHPがないと安定しないやば過ぎるボスです。

ただこいつには必勝法があり、それは「やいばのよろい」の反射ダメを稼ぐことです。

バカ高い攻撃力のおかげで、たた守って回復しているだけで勝手に自動回復を上回って倒されてくれるのです。

そういうアホの子だったので、今回もそれでいったらいいのかとまったり構えていたんですが。


自 動 回 復 3 6 0


もうね。アホかと。笑いました。


1ターン3回行動よくしてくれるので、反射ダメは稼げるのですが。

そんなものでは全然追いつきません。

さらに向こうはすてみで超ダメージ与えてくるので、こっちは1ターンに400以上ダメージ受けることもざらです。

そうすると何が怖ろしいって、そうなるとHP700でも「攻撃→回復→……」のループが安定択にならないことです。


そこで私の下した苦渋の決断は……ついに種きのみドーピングを解禁することでした。


HP800以上を確保し、回復しつつ弱点のギガデインを撃ち込みまくる戦法でもって、やっとのことで撃破しました。

いやー結局こいつが事実上ラスボスだったんじゃないですかってくらい滅茶苦茶強かったです。

ステータスで殴る以外の攻略法が正直浮かびませんでした……。何かあればぜひ教えて下さい。


あとはゾーマさんだけなのですが、ウイニングランなので詳しい戦闘描写は割愛します。

魔力覚醒したときは強いけど、闇を剥いだら自動回復ないからね。

耐えてればいいからね。しょうがないね。


これにて女勇者ちゃん一人旅無事完結となり、そして伝説がはじまった……!


完走した感想ですが。

発売から4日でやったにしては、まあよくやれた方だと思います。

たまには一風変わった遊び方してみるのも面白いものですね。皆さんもよかったらぜひどうぞ。



【まとめ】

強ボス

・催眠厨

・ボストロール

・バラモスゾンビ


次点:バラモス(耐久戦法でMP切れを狙えるため)


雑魚エンカでも、痛恨持ちと強魔法持ちが複数同時に出てくるとデスエンカ。むしろ下手なボスよりやばい

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