第4話 決戦はすぐそこに
リサが「あら?ドライブレール」と魔法をかけるとエラリアが「お姉ちゃん。そんな弱気な魔法で良いの?リバイアス」と魔法を避けるバリアを張った。
リサが「へ?そんなー、私の魔法の威力が無くなって居る」とがっかりして居た。
エラリアが「言う事はいっちょ前なのに、もう、魔法を使えなくなっちゃったの?」と目をまん丸くして驚いていた。
リサが「くぅー、こんな時に魔法が使えたら」と腰を下ろし泣いて居た。
雄太が「横の近所がうるさくて来たけど、お前達が、ギャーギャー騒いで居たのか」とリサ達を見て居た。
リサが「だったら、何だって言うのよ?私は、この妹に負けたのよ?」と雄太に八つ当たりをした。
雄太が「負けたも何も、もう、ダメなら仕方ないんじゃ無いのか?今日がダメなら明日があるじゃ無いか」とリサを励ました。
リサが「そうかしら?もう少し踏ん張れたら妹にだって負けなかったのに」と涙目になりながらも訴えた。
エラリアが「あっ、誰か来る」と咄嗟に気配を感じて、木の影に隠れた。
巨大な魔物がこちらを見て居なかったが、エラリア達がいた場所までドスンドスンと歩いて来た。
リサが「まさか、無理よ?戻って」と思いっきりエラリアに注意をしたのだが、エラリアは、魔物に石を投げた。
魔物が「誰だ?俺に石を投げたやつは?」と石を投げられた場所を見ても誰も居なかった。
リサが「あちゃー?こんな事をさせる為に来たわけじゃないのに、どうしてこんな事になったの?」と掌を顔面に充てた。
雄太が「しょうがないだろう?そんなにヤバいやつなのか?魔物って」とリサに尋ねた。
リサが「ヤバいも何も、魔物に喰われてしまうのよ?そんな、へっぴり腰じゃいつか喰われてしまうわ」と雄太の姿を見ていた。
雄太が「そうか?それもそうだよな?俺、言っとくが、此処の住人じゃないからな?どこの誰だか知らんが勇者とかそんなの居るわけないんだよ」と突拍子も無く口に出した。
アリアが「コホン。こんな所で何をしておるのじゃ?キサマが、こんな所で弱気になってどうするんじゃ」と茶色の杖で雄太を突っついた。
雄太は「ふぇ?何だよ。おばさん」と煙たがって居た。
アリアが「わしは、アリアじゃ。お前さんに言いたい事がある。この世界の平和を望むものがこの世界を救うのじゃ」と雄太の耳元で囁いた。
雄太が「はぁ?そんな事がある訳ないだろう?そんなお伽話のようなくだらねー話し、誰も聞く耳を持たんぞ。おばさん」とアリアに対抗した。
アリア「キー、今の若いもんは、何も考えとらんな?そう言うあやふやな気持ちで入られたら迷惑なんじゃ」と雄太に怒って居た。
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