第2話 人生常に勉強です?

さて、では実際にどのような本を読むべきか。


やみくもに読んでも仕方がない。資料集めや小説を書くための勉強の一環として読むのだから、おおよその目安を設定するべきだろう。

とっかかりとしては、「恋愛ファンタジー小説」だ。私が書いてみたいジャンルである。


ただ一言にファンタジーといってもいろいろある。和風・中華・中世etc……。つぶしがききそうなのは、中世ファンタジーか。それならば中世ヨーロッパの文化や暮らしがわかるものがいい。


続いて恋愛部分だ。

このジャンルの参考資料となると、自身の経験か既存の恋愛小説等だが……。残念ながら私という人間は、そう大層な恋愛は経験してこなかった。ならば自分以外の経験や、架空の恋愛話に活路を見出すべきだろう。しかし、ここで問題がある。参考となる資料が多すぎることだ。いろいろ選定方法を考えてみたが、どうにも私の脳みそでは最適解に行きつかないようだ。なので私は考えることを放棄した。もう適当でいいじゃない。幸いなことに、自宅にはまだ読んでいない恋愛小説がいくつかある。目下は、これらの小説を読みこなして勉強することにしようと思う。


こんな感じで読むべきものを洗い出してみたが、この話、まだ続きがある。

私には社会科の勉強が必要、ということだ。

根っからの理系人間なせいか、昔から社会科系の勉強が苦手だった。が、小説を書こうとする今、そんなことも言ってられない。

これは先述した中世の文化や暮らしの資料を読むことと通ずるものがあるが、それよりももっと幅広く、国の成り立ちとかそういうものを理解する必要があると思う。


またこれらの作業と並行してアウトプット、書く練習もするべきだと思う。

以前読んだ本に、インプットとアウトプットの割合は3:7がいいと書かれていた。そう、なんとアウトプットの方が多いのである。

次回はアウトプットについて考えてみたいと思う。

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