朽ち姫

 咲いている。

 それは、泡沫のような夢の名残。

 花弁はトウの昔に散りすぎるくらい散っていて。

 終わってしまった茎と葉と。腐りかけの絨毯の上に。

 朱い紅い、彼岸のようなアナタが眠る。

 真白の世界、濁った花の残骸が、天幕のように地表を覆う。

 徐に立ち上がるアナタ。腐敗が仄かに鼻腔を伝う。

 ソレはツンと惑うように。

 死のように、朱くて紅くて真白なアナタ。

 そうね、アナタは腐りかけのお姫様。




ほう、と目を覚ました。

まだ、頭は胡乱のままに。

よくない香を焚いたあとみたいに、甘美な虚ろが脳を覆った。


――思い出しえぬユメを、見たような……。


ほう、と吐息が漏れる。どうも寝惚けたままのよう。真冬の布団は朝、甘い。何度目かの寝返り、その温もりにすがろうとして、そんなものないことを思い出す。

……あぁ、うん。そうだった。


布団から出る。いろりに火を灯す。肌を刺すように火花が飛び散る。

ちろちろ、ちろちろ。

ふいに立ち上がる。少し外に出て、日の光を浴びようと思って、止めた。

「――ゆき」

微かにあけた戸からあふれそうになる、雪の群れ。

戸を閉めた。冬の山は残酷なくらい美しいから、閉じないと食まれてしまう。

台所においてある、野菜や猪肉なんかを取り出して、鍋にいれ、いろりにかける。

……と、

「おはよ」

白い少女がそばに来た。

「おはよう」と、返す。すると少女は、ん、と頷いたような声で、ちろちろしている火を見つめた。青くきらめくステンドグラスみたいなその瞳にあかい焔がやどるみたい。それをみつめた。

やがてぐつぐつ気泡が踊る。野菜や猪肉が溶けていく。

おわんにその煮物をよそう。

白い少女は私からおわんを受け取ると、不器用に握った箸でもってかき込むみたいに咀嚼を始める。

私はそれを眺めてる。

窓の外、障子にはしんしんと降る雪の影が鍋からあふれる湯気に絡む。なんだか、たゆたうみたい。

そうして、ふ、と安心する。

――――あぁ、まだ……――冬のままでいてくれる。



チャプター1.―――焼けるヒ

赤い焔が上がる。爆ぜる音が響く。人の焼ける、臭いがする。

雪が降ってる。熱風かぜが吹いている。空が、闇の煙に覆われる。

人の声が聞こえる。人の叫びが聞こえる。人が、啼いている。

私は奔る。私は駆ける。雪が積む夜の林。後のアカ。私が逃げる。

悪くない。悪くない。悪くない。私は悪くない。死にたくない。

林の中を駆ける。張りぼての服は裂けている。既に裸足。奔る。奔る。

目に灼きつくのはアカ。躯に絡みつくのは昏い死。……それとも、罪?


 緋い焔、初雪、やける躯。

 ――ああ、それは……。

 ――――遠き幻影の、


 主/雪/少女/爾


泡沫の夢から醒める――。

雪が、已んだ。ああ、醒めて、毀れて、瞑目が尽きる。

日の光が私を灼くの。夢がもうすぐ終わると告げて。

不意に嘗ての影をみる。知らない。もう、捨てたもの。

「外、」

白い少女が伝う。

「空、」

お天道様が真上に昇って雪が止んだ。

ああ、空が青く澄んでしまった。


戸を空けて、外に出る。

少女は私の後ろから飛び出した。その止まった表情に、微かに喜びが見えた。

白い少女が駆ける。雪の花畑の上。年相応に駈け廻る。雪の花弁が散る痕を、私はゆっくりと、歩む。

冬に小河。積む白雪。真白の少女。

少女はウサギみたいに跳ね回って、雪にまみれて遊んでいる。

私がそれを見つめてる。―――なんだか、親子みたい。

可笑しな話ね。少し自嘲してしまう。まるで私が母親のよう。

「ねえ、」

少女が吐息の声を。真白に、融かして。

仄かに手招きをする。ゆらりゆらり。

冷たく名残る雪の苑。音も点てずに私が翳る。 

少女の微笑は花咲くまえの蕾の欠片。冷たい冬、早咲き桜花の。

私は揺らぐように少女のかたわらへ。

微笑をたたえて、少女は私のかたわらへ。

冷たい二人。あるはずもないあたたかさをかんじる。

あぁ、けれどそれはきっと幻視のたぐいだろう。

いちじんの風が吹いて。粉吹雪は肌をさするように舞うの。

かえりましょう、私が云うと。うなずくような、つぶやくような。微かなこえで、少女は応える。

私が半歩前に出ると、少女が駆けて、私のてをとった。

小さな小屋はすぐそこに。ふたり、互いの歩幅にあわせようとして、どうにもぎこちない。

明るいだけの日ざしの中を。淋しいふたりが。


過/零/女/璽


チャプター2.――――すこしまえ


永い夜。

月光は蒼い、海のそこのようにゆらいでいる。

ふすまのおくのたたみの上。そこにはきれいなおひめさま。

傍らには侍女が独り。いてもいなくても、きっとおんなじ。

非道いわね。おひめさまは詠うようにいうの。

言の葉は螺旋、捩れて狂う。侍女は嗤うわ、それは自嘲ね。

耳をすませても、夜の音は聴こえない。

錫の笑いも、森の泣き声も、大地の苛立ちも、月の微笑みも、宙の唄も、

ほら、だって、聴こえるのは醜い人の残響だけ。

刀剣は泥のように月を照らすわ。殺意は凍える空気を裂いてるの。虚空(そら)に届く火の粉は、きっと地面を焼くのでしょう。この城ごと。

おひめさまは微笑んだまま。そして、おもむろに立ち上がるの。

―――ねえ、

あぁ、その恋えは、聞きたくないもの。だって、

―――――――――わたしのために、

非道い御伽噺はなしね、だって。

――――――――――――――――死んでくれるわね。

相手はおひめさまなんですもの。


 椎/壱/朽/逢


冷たい夜。

幽鬼のように、まどろうように、彼女わたしは静謐な森の中。

子供の頃においてきた夢。そのうたは、語らうことのない話。

当てのないとおくへ、闇の中に溶けているみたい。

もう視えない、

なにか

蹴躓いて転びそうな白い波に、そのがいた。

やけどしそうに冷たい硝。か細い息は雪を吐く。亡きかけ。

斑点模様はやけあざ。痛々しくて自縄自縛かんのうてきに。虚ろな夜に嗤うよう。

月光は胡蝶に似て蒙昧あやふや切裂さしこむ一条、断片世界。

あぁ、死を視た。まもなく訊ねる絶命に知る。


――――――――――――――――――――――――でも、私には無関係おなじこと


関係ないわわたしのせいじゃない関係ないのわたしのせいじゃない関係ないったらわたしのせいじゃない関係ないわたしのせいじゃない

では、その場を痕に、(だって、いまはそれどころじゃないもの)

――――――と。

裾をつまむ、か細く冷たい手。


―――あぁ、まだ、生きている。

生命いのちが鼓動を紡いでいる。

生きることが終わっていない。

刹那のような運命に、あるはずのない未来を託して。


冷たい硝子からだ。軋むからだ。当てのない空虚からだわたしは、

その橙火ともしびに、どうしてか泣きたくなった。


静謐で、冷酷で、深い海のそこのような夜に。

ふたりぼっちの死者が透る轍が。


空/半/虚/罅


古い小屋を見つけた。

内側には人が亡い。徒、凍えた傷の骨。

ざわめく夜に帳が堕ちる。天幕が拓くように、私が灼かれる。

あぁ、あつい。ひどくあつくて、あつくて、あつい。

夜のなかは暁に溶かされていくように。

罅割れただれかさんを放り投げて、そそくさと内側へ。

いけないわ。気を抜いたら、溶かされてしまうもの。それが屍者(ふゆ)の定め。

そう、だから、私は―――

―――春になったら、おわるのです。


だから凡ては無意味なのに。なのに、どうして。

理由をさがして、無意味を見つけて、無価値を識して。誤りを犯して。

私はなにをしているの。

それがどうやら、わからない。


ただどうしてか、この少女が息を吹き返してくれたことが嬉しいらしい。


初/如/過/託


冬が暮れゆく。河は凍てつく。女は一人、雪の夜に。

吹く風は吹雪の舞。ゆらりゆらめく月光遮る。女は独り蝶に舞う。

―――ある、冬の日の幻影ユメか。


随分と深く、冬が降りる。

小さなかやぶきの小屋の中。隙間から漏れる白雪は、いろりのひのことぶつかって。小さなあぶくになんだか似ている。

いろりに在るのは鍋。私に料理はお手の物。はじめて、それを口にしたときの少女の表情かおはきっと、わすれることはない。

いつだって、わすれられたことはない。

己を鬼子と云った、真白の少女のあたたかさを私は、朽ちても忘れぬだろう。

しろい髪。しろい瞳。しろい肌。しろい眉。しろい睫。しろい肢体。

そのすべてが、雪に溶けてしまいそうにしろくて。

なのに、だれよりあたたかい。

このぬくもりを、私はいままで、知ることができなかった。

生まれたときから姫仕え。宿命とは識っていた。

最初うまれたときから最期しぬときまで、私は姫の駒とある。

だって。私と姫は瓜二つ。なのにつきとすっぽんで。

城が落つる日。私が死ぬのは決まっていた。それどうとも思わなかった。

思ってはいけなかった。

そのはずなのに。

私は生にしがみついた。泥を啜ることも、存在価値すらかなぐり捨てて。

だれに愛してもらえるでもないのに。

結局、死んだのに。

なんの意味も、なかったのに。


いつしか夕餉は片付いて。すやすや眠る、名もなき少女。

そんなとこまで私は似ている。

胸の奥が、ふいにつかえた。

この感情に私は名前をつけられない。

ただ、ふれたくて。

そっとふれると、やけどしそうにあたたかい。

しらず、頬がゆるむのは、どうしてなのだろう。


―――それがこんなにもおそろしいのに。


私は、私の醜悪さを知っている、知ってしまった。

だから、私はこうしてあるのだ。

無意味に生に執着した結果、私は魔物と契りを結んだ。

腐り果てても、生きたくなった。

魔物の言葉を反芻する。


―――いまは容を保っていても、屍者は必ず朽ちるもの。


思い出したくない言葉を思い出す。


―――春にはきっと、貴女の躯は、その容を喪いますわ。


思い出したくない。


―――それはきっと美しいものよ、けれど、なおも足掻きたければ。


眼をそらしたくて仕方ない。


―――人を喰ろうて、人でなくなってしまえば、貴女はきっと。

―――次の冬まで在れるでしょう。それを繰り返せばよいのです。

―――ええ、貴女は半永久の生命を得るのです。


魔物の言葉、魔性の言葉、非道の誘い。


生きることに、私は執着したくない。そんなの苦しいことばかり。

なのに私は生き汚い。その瞬間に、生きたくて生きたくて仕方なくなる。

ああだって、この瞬間も私は死にたくない。

私を包むのはあたたかな想いと、冷徹な妄執。

私は醜い。

きっと、私はこの少女を喰ろうてしまう。己の無価値な妄執が為に。

指先にあたたかな温度を感じる。

私は―――――――――既に化生なのだ。



チャプターextra.――――――アルビノ


この世に生れ落ちたときから、まっしろだった。

髪も、肌も、瞳の色さえも、白に染まっていた。

父は鬼子と嗤い、母は忌み子と憎んだ。

自分は人の形を模した、化生であると。

齢を経て、ますますしろさは磨きがかかった。

だれもが少女を疎み続けた。

自分自身さえからも忌まれた。

少女はあまりにしろく、美しかった。

およそ人のそれを逸脱するほどに。

雪の舞う日などは特に。あまりに世界に彩られていた。

冬に愛される美しさであった。曇りなく。

だがそれは人にはあまりに眩しすぎる。

雪女のような美しさであった。冬は少女を彩るものでしかなかったほどに。

―――その少女は、ただの幼い娘だったというのに。


だれがそれを思い至ったかはすでに定かではない。

だれもがそれに賛成したのだ。きっと、だれかなど関係ないのだろう。

姥を捨てるのも、幼い娘を捨てるのも、さして変わりはしなかった。

そういうことに慣れた村だった。……貧しいだけの村だったのだ。

貧しき村の貧しき村人、そのありようは乞食のようでさえあった。

その捌け口にていが良かっただけ。

冬の初め、初雪の降った日の朝に真白の少女は山に捨てられた。

冬初め、凍てつくような山だ。

少しずつ、身体は冷えていく。

凍えそうな身体に鞭打って、貧しい村に少女は帰ろうとした。

否、何処でもいい。帰れる場所が欲しかった。

その夜、山中から、戦で燃える村を眺めた。

焔があがった。色々なものが焼けて、それは初雪と入り混じり、ひどく歪な色彩イロを創った。

ユメかウツツか、そんなことはどうでもよいとさえ思える。

ただ、膝から崩れおちた。

小さな少女のは倒れた。そしてその上に、はらはらと雪が舞った。

摘み取った光のように、降りそそぐ。

―――あぁ、死ぬのかな。

そんなことを考えて、どうでも良くなった。

生きているのに疲れてしまった。

きっともうすぐ、雪に埋もれて死ぬのだろう。

そう思っていた。

死の間際に、誰かが通りかかって。ただ、手を伸ばした。

残った力はほとんどない。

軽く裾を握るだけで精一杯。

その人が、自分を抱きかかえるのを感じた。

ほとんど朧な眼でその人を見た。

とても綺麗な人だなと、思った。


そのときに、いつの間にか死にたいなんて思わなくなっていた。

きっと、それはその女性の手の中が安心できる場所だったから。


生/視/傍/栞


ふたりで過ごす冬の日々、それはゆっくりと終わりを迎え始めていた。



 チャプターlast――――春の日差し、花の乱舞


ほう、と、眼を覚ました。

胡乱なはずの思考は、哀しいくらいに澄み切って、まるで今朝の青空ソラのように。

ふと、指先を見つめる。

なんだかそれは、枯れ木に似ていた。

その生涯を終えて、あとは朽ち、腐り、土に還る。

唯、そのためだけの、ひどく無意味な残像。

ふ、と、また自嘲が漏れてしまう。どうしてか、最近はよりひどくなってきている。

おもむろに立ち上がって、戸を開ける。

身構えてみたけれど、山は私を食む気配がない。

それは、冷たい冬の風が、立ち消えつつあるからだ。


―――まもなく、白い夜の出逢いから4ヶ月。

春一番はすぐそこに。

あの風が吹いたとき、私の骸はこんどこそ終わりを迎える。


「ん」

ゆうらりと、少女が起きてくる。きょうはいつもよりも少しだけ早い。

「おはよう」

「お早う。早いのね」

今朝はあたたかいからと、白い少女は穏かに紡ぐ。

その表情かおは雪が融けるように穏かになってきている。

はじめて出逢った時の、凍りついたものでは既にない。

一体なにがそうさせたのか、きっかけがあるのか、時の流れによるものなのか。私には定かではないけれど。

ただ、少女が穏かにあるのは少し、嬉しいことだと思う。

それに伴うこの痛みはきっと、なんでもないことだから。


「少し、出かけましょうか」

緩やかな雪解けの小道を歩く。

歩を進めるほどに、軋み、崩れる音がする。

雪が融けて、生命の息吹が朝日を求めるように脈動を始めてきていた。


そうして、予期したとおりに春一番が吹いてきた。


―――春にはきっと、貴女の躯は、その容を喪いますわ。


振り返ると、私の背中にぴったりと寄り添うように、白い少女がいた。


―――人を喰ろうて、人でなくなってしまえば、貴女はきっと。


おもむろに少女に手をのばす。

そうして、そのあたたかな頬に触れた。

冷たい私の手のひらに、少女は少し、くすぐったそう。

だけどそれは束の間。

変わりつづける私の姿に少女は言葉を喪っていた。


―――からだの中から、木が生えるような。


「――――――――――――え?」


人のかたちが崩れていく。

酷い話ね、人の容は喪失なくしていくのに、人の心はなくせないなんて。


「―――春がくるわ」

私は少女に囁いた。それはきっと、いつか少女とかわした言葉。


思えば、随分と話をした。なんでもないことや、

春が来たら、どうなるのかといったことや。

お互いの昔話とか。


時間は沢山あったから、ふたりはいくらも話が出来た。

いつだって、ふたりぼっち。

でも、独りぼっちより、ずっと、ずっと、幸福な日々。


「わたしを、たべないの?」


私は微笑んだ。

その微笑みは、きっと、いままでつけてきたどんな贋作よりも、愛おしい。


春の日差しに、暖かな空気。


雪解けは、すぐ傍に。

あたたかさに、腐れ堕ちる。それが屍者の定め。


―――でも不思議ね。あたたかさで腐るなら、私はとっくにそうなっててもおかしくないのに。

だって、あの冷たい冬の日々は、ふたりだけの日々は。

―――幸せなほどに、心があたたかだったから。


「たべないわ。だって、貴女は生きているでしょう」


冬の終わりと共に、死者は朽ちる。

冬の終わりと共に、生者は春を迎える。


「春が来るわ―――――――――貴女のために、春が来るの」


身体は腐れ、朽ちて、崩れている。

朽ちるからだから、木々の枝葉が伸びていく。

そうして、舞いゆく桜の花びら。

零れる、朱くて紅い色は私に残った人の痕。

少しの白は、名残り雪。いつしか消えて、なくなる幻視。

桜の花びら、覆い隠す。それはさながら、逆さの天蓋。


嗚呼―――、少女が泣いている。


腐る躯、朽ちゆく意識。

私の言葉が、あと少しだけ届かない。

でも、どうかこれだけ。

崩れるからだで、もういちど立ち上がって。

そっと、あたたかな涙を拭うの。冷たい手のひらもう一度。

冬がもうすぐ終わると告げて。

「いきなさい。―――――」

私は少女の名を呼んで。

それでおしまい。少女の涙はあたたかいから。

私はきっと、それだけで、救われたのです。


ほら、瞬きのあいだに。冬が春へと。

季節が巡り、生命が廻る。

貴女なら、きっと大丈夫。生きる術は冬のまに伝えてきたから。


名残る雪はこれでおしまい。

私の跡には一本の桜の木が残る。

これからは、貴女だけの物語。

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葉桜冷の古い短編集 葉桜冷 @hazakura09

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