〜機械人形師に異世界転生～歴史が改変されているので正しい認識にしていきます。

第21話 闘いの後には友情が・・・

「いってぇー、手がビリビリしやがる。本気でやりあってんじゃないよ、お前さん達」

「は？誰だおっさ「お疲れ様です！ユガリ先生！」

「おい！おっさん、俺の勝負の邪魔するなよ。いい所だっただろうがもう少しで勝てたのになんでだよ！」

「おいおい、せっかく止めてやったのに感謝がねぇーぞ？アレくらってたらお前さん怪我じゃ済まなかったかもしれんだろ」

「避けれるに決まってんだろ。あーあ、熱冷めたわ」

「おい、お前！俺との勝負忘れんなよ！今年の学園祭で待ってるからな！」

「なんですか？学園祭って、僕初めて聞きました」

「口調戻るのキモ。説明はしないぞ、合格してからわかる事だ」

「なん…、ひっでぇーなココの先生と生徒は」

「あ？酷いってテメー誰に口聞い「口を閉じろ、シェン」はい、すんません」

「それで、君。名前は？」

「ん？僕の名前はルトです、ただのルト」

「そうか、ルト。いいことを教えてやろう。世にはこんな言葉がある、『聞くより自分で考えろクソ』だ分かったか？それじゃあな、行くぞシェン」

「はーい、それじゃあね。ル・ト・くん？」

「おい、待てよ！ちょ、なんでこれ以上進めないんだよ。おい！」

「ったく、なんだよこの壁は固いし動かせないし何も効かねーし、暇だな～」

「ねぇー、終わった？大丈夫？」

「あ、フロースさん。助けてー、ココから出れないんだよね」

「なにがあったの？ってこの魔力障壁（マジックウォール）スゴいね、叩いても割れないじゃん。なんでこれがあるの？」

「しらね、多分変なおっさんに絡まれた時にやららた」

「変なおっさん？ってだれ？あと、この影消して？試験終わったんだから要らないでしょ」ﾄﾞｯﾝ!

「あ、それもそうだ消さなきゃ忘れてた。それで、この魔力障壁（マジックウォール）どうすればいい？」

「中からの衝撃には弱かったはずだよ？この固さを割るにはある程度の威力でやらないとダメだと思うけど」ﾄﾞｯﾝ!

「いやー、それがねさっきから一応やってるんだけど中々手強くって。よぉ！」ﾄﾞｯﾝ!

「そうなの？ルトくんでも無理なら私が助け呼んでくるよ。行ってくる！」

「…また一人にさせられた。そんな都合よく人が居るわけじゃないでしょ」

「ねー、こんな暴れた後みたいな所の近くに居るわけないのにね〜。全くお姉ちゃんを差し置いてなんでワタシの知らない女の子と仲良くしてるんですか？」

「・・・あのね、姉さん。突然現れるのそろそろやめない？朝帰ったんだよね？屋敷に」

「うん、帰らされた。なのに、レイのやつ1人で今回の要件解決しててさワタシの時間無駄にされた腹いせに来てみた」

「そんな軽いノリで来る所じゃないよ、ここ。一応さっきまで試験してたからね？あと、実技試験あるの知ってて黙ってたよね？そこの事に関しては許さないからね？」

「・・・？なんの事かな〜、お姉ちゃん分かんない！」

「そうですか。まあ、ここから出してくれたらいい事し「はい、出したよ。それで？いい事って何してくれるの？」姉さんさすがに現金過ぎるよ」

「なんでもいいでしょ！それで？何でもいいの？何してもらおうかなー」

「…あの？姉さん？一応僕は隠れて試験受けてるからね？ちゃんと分かってるよね？」

「そこは分かってるよ、周りに人が居ないことも確認済みです」

「抜かりないんだよね、この姉さんは。まあいいや出してくれたし、帰ってからでもいい？姉さん」

「うん！楽しみにしとくね？ルト。それじゃああの子来たから帰るね、バイバイ」

「早いな、展開が」

「ルトくーん連れて来、あれ？さっきと違う場所にいる。もしかして出れた？一応呼んできたけど」

「あら？ルート君じゃない、3時間ぶりくらいかしら？」

「あ、アスナさん？でしたっけ？」

「そう、覚えててくれたんだ。忘れられてたら少し悲しかったかも？」

「それなら、覚えておいて正解でした。ありがとうフロースさんもアスナさんも助けようとしてくれて」

「いえいえ、たまたま通りかかっただけなのでそれでは。合格してることを願ってますよ」

「あ、ありがとうございます。ねね、ルトくんあの人と知り合いなの？」

「うん、ちょっとね」

「へー、ルトくんはどんな相手でも臆すること無さそうだね。いいなー、私も見習いたいや」

「そう？怖いもの多いけどね、僕にとってのいちばん怖いを知ってるから言動から強く見えるのかもね」

「そんな人がいるんだね両親？」

「…そうだね、それもあるかも」

「なに、その曖昧な返事気になる」

「まあ、僕の話はこれ以上いいよ。ところで、この試験の合否っていつ見れるの？」

「ココの合否は学園長のハンコが無いと認められないみたいな制約があった気がするから早くて明日で遅くて1日後とかじゃないかな？」

「その答え方だと、どっちも明日だけどね。遅くて2日くらいかかるのか大丈夫かな、高得点で合格してるといいけど」

「まあ、大丈夫でしょルトくんだもん」

「そんな、自信僕にはないよ」

「いや、勝負中凄かったけどね？口調とか自信しか溢れてなかったよもうあの領域だと逆に怖いよ、急に力強く喋るの」

「そう？多分楽しいからだと思う。それにしてもこっから帰るの面倒く…ｯｴ」

「まあ、動いた後だし余計にね。良ければ私が送るけど、どこに住…ってあれ？ルトくんが居ない。おーい、ルトくーんどこ行ったの〜？……ってなんだこれ？」

「あのね、姉さん。僕のことを監視するのはやめてくれるかな？さっきまで学園だったよね？」

「だってぇー、送るとかぁーアイツが言うからぁー、心配になってぇー。ルトのこと転移させちゃったテヘペロ、許してくださーい」

「はぁ、まあ実際帰るの面倒くさかったし助かったけどね、フロースさんは目離した隙に人消えてるからすっごい怖そうだけど」

「大丈夫でしょ、一応紙置いておいたもん」

「？そう、ならよかった」

「うんうん、それで？合格は出来そうなの？」

「まあ、多分？実技の最後で変なおっさんに邪魔されたんだよね。その分が加点されてないから合格してるといいな～」

「まあ、ルトなら大丈夫でしょう。あと変なおっさんじゃなくてユガリ先生ね」

「あー、そんな名前で呼ばれてた気がする。あの人の魔力量凄かったんだよね。改めて思い出すと」

「・・・そうね、あの人にはまだ勝てないかもね」

「姉さんが言うって相当のことだね。姉さんなら勝てる？」

「うん、当たり前。あの学園の中で私が勝てない人は学園長しかいない。相性が悪いのは一応居る、生徒会長なんだけどあの子は強い。その2人だけかな私が負けるのは、後ルトが合格したらルトも追加だね」

「それ、闘ってないよね僕の場合。闘えないって意味で追加したよ？絶対勝てないよ、僕は姉さんには」

「んー、そんなことないと思うけどな〜。ルトがそう言うならそういう意味にしておくね」

「それにしても今日は色々あって楽しかったや。色んな魔法・魔術を見るいい機会だった。合格通知がいつ来るか分からないけど今日くらいはゆったりしようかな」

「そうね、今日は休みなさい。明日からまた忙しくなると思うから」

「まだ、夕方前だけど眠たいから少し寝ることにするよ。おやすみ、姉さん」

「はい、おやすみなさい。ルト」