何故なにそれ何、ナ・ン・カ

〇登場人物は男性1、男性2、ナンカの3人


ナンカ「何故なにそれ何、ナ・ン・カ♪」


  少しの間


男性1「で、それはなんなの?」

男性2「んーなんか?」

男性1「疑問形なの?」

男性2「だって、ねえ?」

ナンカ「ぷぎゃー」

男性1「鳴いた?!」

男性2「じゃあ、動物だ」

男性1「いやいやいや、百歩譲ってなんの動物よこれ?」

男性2「んーなんか?」

男性1「またそれか?」

男性2「だって、ねえ?」

ナンカ「ぷぎゃー」

男性1「また鳴いた!」

男性2「お腹空いてるのかな?はい、ハムスターのペレット」

ナンカ「ぷきゅん」

男性1「あれ、おまえハムスター飼ってたっけ?」

男性2「飼ってないよ。これ、商店街の福引きの景品。当たったの」

男性1「ハムスターのペレットが景品?限定的だな」

男性2「そんなもんでしょ、景品なんて?」

ナンカ「ぷっぷっ」

男性2「ん、もっと欲しいの?」

ナンカ「ぷっぷっ」

男性2「はい」

ナンカ「ぷきゅん」

男性1「おまえ、まさかこいつの事ハムスターって思い始めてないか?」

男性2「違うの?」

男性1「いや、違うだろ!」

 確かにハムスターのペレット食べてるけど、こんなつるっとしていてもっちりしている四角くて丸っこいのはハムスターじゃないだろ!」

男性2「そうかな?」

男性1「そうだよ!」

ナンカ「ぷくあー」

男性2「ん、欠伸かな?」

ナンカ「ぷぅ」

男性2「眠いんだね?はい、この巾着の中に入るといいよ?」

ナンカ「ぷよいっぷよいっ」

男性1「入ってった・・・おい、巾着に入れてどうする気だ?まさか、連れて帰る気か?」

男性2「うん」

男性1「正気か?何かもわからないのに・・・」

男性2「大丈夫でしょ?人懐っこいし、可愛いし?」

男性1「可愛いならいいのかよ・・・はあ、とりあえず、動物病院つれてけよ?」

男性2「うん、連れてくよ」

ナンカ「ぷすーぷすー」

男性2「おやすみ、ナンカ」

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