夢への案内羊
シープ「ようこそおいでくださいました。
私(わたくし)めは夢への案内羊シープでございます。
ご覧の通り、羊でございますがお気になさらず。
私は貴方さまを健やかに夢へとご案内する、この仕事を続けて
ん~十年を過ごして生き続けております。
言わばベテラン羊にございます。
安心して身も、心も、全て、私に預けていただければ快適なる夢へ
を見られる・・・おや、どちらに行かれるので?
・・・残念ながら、出口はございません。
あるのは夢への扉、ただ一つのみにございます。
不思議でございましょう?
入り口はあれど、出口は無いのが。
夢というのは多種多様であり、夢半ば、分かれ道はあれど、出口は
無いのでございます。
不思議でございましょう?
・・・ああ、恐れることはございません。
私めがおります。
止めどなく溢れる夢、優しい夢、柔らかい夢、硬い夢、
四散する夢、夢、夢、夢!
夢という夢!
私は幾人もを夢へとご案内して参りました。
ご覧ください。
夢への扉を。
この数を。
夢の数だけ扉はございます。
不思議でございましょう?
ああ、一つを選ぶ必要はございません。
まずは気軽にワン・ツーと選んでいただければ良いのです。
それが夢にございます。
一つを突き進むも良し、二つ、三つを持つも良し。
私めが、貴方さまの望むままの夢へご案内いたしましょう。
さあ、どの夢へ行かれますか?」
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