第3話
病院に帰る場合広場に戻ららなくてはならないが膨張病にかかった人たちは戻ってきているのだろうか?
それだけが現状の心配であるがここからだと病院方面へと向かう道しか見えない為だ
今気づいたが広場にあった木がここからでも見えないと言うことは思ったより広場が小さいと思ったからだ。
しかし広場内に入った時は広いと感じたのは少々謎だな
一応広場内が見渡せる位置にこれたので中を見るとまだ帰って来ていないようなので急いで広場の中に入り病院方面へと駆ける
中央に生えてる木とすれ違う時声が聞こえた気がする為立ち止まると燃え尽きた死体が顎をガタガタと震わせていた
肉がないのに骨は動き、発声するための器官は燃え尽きているはずなのにだ
『北、月…村…オオ、カミ』
そう発声していたが北の方になにかあるのか?月はよくわからないが村に狼でも現れて逃げてきたが膨張病のやつに捕まって燃やされたってことか
それでもやはり骨の状態でも喋れているのが謎だがこのままにしておくことが出来ないので介錯するしか無さそうだ
「安らかに眠れ」
刃で首を切り落とし斧頭で簡単に骨を砕いてやると骨は砂のように消え去ったが今回は赤い光石はなかった。
時間を食ってしまったがまだ帰って来ていない為慎重に進み病院内に帰ることが出来た
道中にも膨張病の奴らはいなかったが狼がいるかもしれないので慎重にいったが結局は無事にこれたのでなんとも言えない
病院の4回に上がって窓から外を眺めるが未だに帰ってくる気配はなく本当にどこに行ったのだろうか?
気になるが今日は一旦寝なくては、灯台守りの記憶がこの体に流れたのは正直驚いたが簡単に斧が触れているのは最初に斧を持っていた膨張病の記憶のお陰か
道理で戦闘が出来るようになっている訳だな、そこは感謝だがなんで狼は襲うだけ襲ってこの光石は放置していたんだろうか。
必要ないことだからか?それとも肉の方が大事だったか、よく分からないが俺からしたらとりあえずはありがたくもらっておいて情報として利用させて貰おう
それにしてもあの骨が喋っていた月と北と村、狼はなんだろうな?月が1番よく分からないがおおよそ北にある村が狼に襲われたから助けてくれって事だよな?
それで奴らは行ったのか?骨のやつを燃やして?うーん考えるとますますよくわからない。
そもそもこの病院が果たしてどの方角にあるのかも知らないからな…なんせ初めている街だから
どこで俺は拾われたのだろうか、そもそも俺自身の記憶が一切ないのが問題か…けど分かることは俺は不死者らしいということだけか、あの診断書の結果を鵜呑みするのであればな
まぁ、いいか死んだ時再び生き返ればいやでも分かるわけだし死んで復活しなければさようならってだけだ。
さてと、とりあえず考えるのはここだけにしてとりあえず寝るか
最初に寝ていた場所に再び戻り扉を締め外から開かないように物を扉に置いておく
もし、寝ている最中にこの部屋に入ろうとするやつがいれば現状敵しか居ないはずだからだ。
だって膨張病のやつらは多分話が通じないだろうし、狼だとすればより扉が開いたら助からないからだ
もし、話が通じる相手ならばこんな所に置いていかずに安全な場所で匿っているはずだから
何かあって隠れていて再びここに来たって奴なら分からなくないが現状そういったやつはこの街に居ないだろうと個人的には思っている。
瞼を閉じて考えを放棄し、無心になって眠りはじめる。
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