第7話 覚悟?

 島矢さんと僕と青木さんの3人はそれぞれ向き合って無言の時間を過ごしていた。島矢さんは困惑してる。青木さんは何を話せばいいか悩んでそうだ。僕は急いで口を開いた。

「じっ実は相談事があって…」

「どうしたの?もしかして軽音部のことだったりする?」

「うん」

「もしかして入ってくれたりするの?そしてバンド組んでくれたりする?」

「一旦、聞きたいことがあってさ…僕って楽器経験なくてきっとバンド組んだら迷惑かけちゃうけどいいの?」

「全然いいよ!一緒に頑張ろう!」

 ものすごい笑顔で返されるから困る、まだ悩んでいるのに…

「私は一応ピアノ習ってから、キーボードなら…」

「青木ちゃんも入ってくれるの!」

 島矢さん…ものすごく嬉しそうだ。

「島矢さんと一緒のバンドなら…入りたい」

「池倉くんは入ってくれる?」

 そんな目で見ないほしい…

「入部届締め切りまであと2週間あるから少し考えさせてもらっていい?」

 これが僕のベストアンサーだ。

「いいよ!待ってるね!」

 島矢さんは笑顔でこっちを見た、青木さんも心なしか安心してそうだ。

 ここから僕は2週間をかけてしっかり考えて、自分なりに入部の覚悟を決めるつもりだ。


そして1ヶ月後

僕は春葉高校軽音楽部生になっていた。

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エレキギターを片手に僕は夢を語る… oyuyu @kionyou73ie

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