"Share Comet"
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『……ナギっち、やばい。
敵、そっち行った。僕まだ手ぇ離せない』
『おー、わかった。
ほなタイガ、そこ片せたら援護来て欲しい』
『え、大丈夫?オレがいこうか?』
『いや、いける。
やからトワは北側回って……で、ええかな?clear』
『うん、そうですね。
ナギさんが耐えられるなら、それが良いと思う』
『りょーかい。頑張れナギ』
『OK、任せて。
clearごめん、クールあと何秒?』
『5...4...3...2...1 あがりました』
『おし。一気に流れ変えるで』
『…………うおー!勝った!
ナギっち、やっぱ
『ナギ、まじでナイス。
clearリーダーの判断も、タイガのプレッシャーの与え方も、かなり良かったよ』
『トワさんも、ポジショニング素晴らしかったです。
今日は全体的に連携光りましたね』
『途中ヒヤっとしたけどな〜。
みんな上手すぎGGや。
あ、今日の練習試合って全部録画してくれてるんやっけ?』
『はい。観戦視点の方で、してくれてるはずですね』
『せやったら、覚えてる間に反省会したいな。
危なかったトコ見直したい。
…………みんな、まだ時間ある?』
『
『
『
どしたん、ナギっち。めっちゃ燃えてんね』
『それ、オレも思った。
最近のナギ、なんか……気迫が増してる』
『やー、まあ……ちょっと……
きっかけがあったというか……』
『え、何?キッカケって』
『いや、それは教えへんけど』
『うわ、でたよ。
なんなの?この前からのソレ』
『と……とにかく。
こないだの大会の結果、どーしても悔しくてさぁ……。
今思い返しても、"あの時俺がこうしとけば良かった"なんて考えが止まらんくなんねん。
……もうこれ以上、後悔したくないし』
『それは……私たちもそうです……』
『……それに、さ。
今のメンバーで世界イチ目指せるの、
最後になるかもしれんやん?』
『………………』
『俺……みんなのこと、大好きやから……
今回、絶対獲りたいねん。
だから……ごめんけど、付き合ってほしい』
『ナギっち…………』
『ナギ…………。
……謝らないでよ。そんなん、当たり前じゃん。
オレだって、みんなのこと大好きだし!!』
『私もですよ』
『えー、ズル!僕だってそうだよ!!!』
『逆にさー、
そんなこと言っちゃって大丈夫なの?ナギ。
…………今夜は寝かせられないよ?
オレと朝まで過激な1on1……しちゃう?』
『ちょおほんま……変なこと言うんヤメてや。
そんなんやから、"ナギ×トワ"とか言われてるんやで』
『え、"トワ×ナギ"だったらよく見かけるけど』
『表記順に、意味があるんですかね〜』
『……ねぇ。3人とも、勝手に何の話してんの?』
『よーし!ナギのおかげで、
オレもやる気上がってきた!!!
みんな、リモート円陣組も!!』
『え、今?
今日はもう、試合せーへんで』
『細かいことはいーの。
世界イチに向かっての鼓舞だよ!
てことで。clearリーダー、掛け声お願い』
『はい。では…………いきます。
"力を分かち、唸れ彗星"——』
『『『『Fight! "
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