第2話

今朝も満員電車だった。


混み合う車内、押し合う人々。


いつものようにsunを聴きながら人の背中で見えない車窓に視線を


漂わせていたとき-------


「急停車します」


アナウンスが流れたかと思うと次の瞬間激しく電車が揺れた。


本当にすごい急ブレーキだった。


僕の目の前で荷台から大きなキャリーバッグがシートに落ちてきた。


「危ないっ!!」


僕は咄嗟にキャリーバッグが落ちていく先に手を伸ばしたが、


足を滑らせてしまってシートに座る女性とキャリーバックの間に挟まれる


感じになってしまった。


「きゃーっ!!」


女性も恐怖で叫んでいた。


そして僕は不思議な感覚を感じながら意識が遠のいていくのを感じていた。











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