あ、馬車に群がる盗賊だ。狩らなきゃ。

大きな森を抜けた街道にて

「いやぁ、今回の行商もなんとか無事に終わりそうですねぇ」

「ああそうだなぁ。行きは強そうな魔物が数匹出たには出たが、護衛の冒険者らが一瞬で片付けちまったしな」

「団長が雇った【夢の雫】《レーラルム》っていう冒険者パーティーが、物凄く強かったってのもあるがな」

「その分、ちょっと依頼料は高かったが、命には代えられねぇからな」

「それに、運良く【鉄級】の冒険者パーティーを雇えて良かったと思ってるよ」

行商旅団の商人らが口々に護衛の冒険者パーティーを褒めていた

「まだ町までは半日はありますから警戒は続けますが、私たちも実入りの良い護衛依頼を受けれて、正直助かりましたよ」

「【鉄級】冒険者パーティーといっても、中々いい依頼がありませんからねぇ」

「16人のフルメンバーで居ると、かなりの資金が掛かりますしなるべくいい依頼を受けたいのは本音っすわ」

「まあこんだけ人数が居るし、ギルドも護衛依頼を回してくれるから」

「あとは何事もなく、カクヨム町に帰るだけだっ」ヒュンッ!グサ....

「うっ!しゅ、襲撃だ!」

「と、突然現れやがっただと!?」

見晴らしの良い街道の途中で

「まさかここまで簡単に襲撃ができるとはなぁ」

「魔術師様様って奴だなこれは」

「んなことはどうでもいいから、さっさと商人と護衛どもを全員殺せ」

「その後は金を頂いておさらばさ」

「「「「へ~い」」」」

冒険者パーティー

「ちっ!森を抜けて見晴らしの良い場所で襲撃とか俺らを甘く見てんじゃねぇぞ!」

「【夢の雫】を舐めるんじゃないわよ!」

「商人の人たちは、馬車の中に!」

パーティーリーダー

「弓使いと短剣使い、魔術師たちは馬車の近くで商人たちを守れ!」

「剣士と盾使いは前で盗賊どもを抑えつつ、魔術師の詠唱の時間を稼げ!」

「「「「おうっ!」」」」

「おそいおそい~」

「「「「っ!!?」」」」

「盗賊に~攻撃魔術師が~居ないなんて思ってることが~おかしいの~」

「干からびて~燃えて~いなくなぁ~れ♪」

「『ドライ+フレイム♪』」

「あああぁぁぁぅぅぅ(か、体が動かせない⁉)」

「(パクパク)」

ドサドサドサ.....

「これで盾持ってる人たちと~剣士さんたちは~」

「み~んな、しんじゃった☆」

「な、なにが...起きてるの!?」

「し、知らない...あ、あんな魔術なんて見たことない!」

「うふふふん♪ただの魔術師さんなら~知らなくてとうぜ~ん☆」

「ど、どう言うことよ!」

「魔術は~複数混ぜると~」

「おい、遊んでねぇでさっさと始末しろ」

「は~い。」

「と、いうわけで~」ニッコリ

「ヒッ!」

「あなたの~魂は~なんの味~♪」

「『ソウル+イート☆』」

「「「「!」」」」

ドサドサドサ.....

「まあまあの~お・あ・じ♪」

「これで~護衛の冒険者さんたちは~」

「し・ん・じゃ・った☆」

商人たち

「な、なにが起こってるだ....」

「て、鉄級の冒険者パーティーが一瞬で....」

「あ、あんな魔術師がいる盗賊とか反則だろ....」

「も、もう無理だ....おしまいだ....」


盗賊たち

「おう商人ども、抵抗なんてしないでさっさと馬車から金を全部もってこい」

「その後は一塊になって跪いてろよ?」

「あ~あ、こんなに簡単に出来ちまうと真面目に働く気が失せちまうな」

「ちげぇねわ」

「「「「がははははははは」」」」

「お前ら、真面目に金を運んで働け」

「へ~い」...ドサ....

と、笑いながら金の入った袋を持って立ち上がった盗賊の首が飛んだ。

「「「「⁉」」」」

「な~んか~つよそうな~人が~きたね~♪」

「あなた、なにもの~?」

「.........」

「無視か~。まあ~いいや~」

「あなたの~魂は~なん.....」ザシュ....ドサ....

「「「「な、魔術師の首が⁉」」」」ザシュ....ドサドサドサドサドサドサドサ

「くそ!なんなんだあいつ....」ザシュ....ドサ....

「い、命だけは....」

「ま、まt」


数分後、商人たちが衝撃の光景に呆然としている間に、盗賊たちは首を刈られ全滅していた。


商人たち

「た、助かりました!ありがとうございます!」

「「「「ありがとうございました!」」」」

「.......」

「えっ?」

盗賊たちの首を刈った男は、商人たちの声を無視し、盗賊たちの首と体を街道から少し離れた場所へ山積みにしていった。

「な、なにをして.....?」

商人たちの疑問を聞こえていないのか、山積みにした死体を満足そうに見上げる男が

「....オイル+フレイム....」

「「「「ッ!?」」」」

死体の山が一気に燃え上がり、その周りを男が踊りながら回りだした。

「「「「ば、蛮族...だ....」」」」



その男は、死体の山が燃え尽きるまで周り、風のように走り去ってしまった。

商人たちはそのあと、冒険者パーティーの遺体を回収し、町へと急いで戻った




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

設定

冒険者ランク

「土」(F~D)

「木」(C)

「石」(B)

「炭」(B+)

「鉄」(A)

「銅」(A+)

「金」(S)

「金剛石」(SS)

「黒曜石」(つよい)

「地獄石」(めっちゃ強い)

の順番です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

読みにくかった、分かり難い、誤字等々は蛮族なので悪しからず。

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神様に、蛮族をオススメされました。 @kotarou1616

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