破局に至るまでの眠り
緑が気持良く広がる庭園の一角に、無造作に長い脚が、上質な生地のスラックスに包まれた脚が投げ出されている。草叢に邪魔されて顔は見えないが、上品な革靴も、回り込んで見え始めた白いポロシャツにベストも、こうして無造作に草の上に寝転がるには向いていない代物だが。その主が、そうしたことを気にした場面を彼は見たことが無い。
「…すみません、橿原さん。―――また、皐月が、」
謝りながらその顔を捉えることが出来る位置までくると、かれは思ったとおり眸を閉じて気持ち良さげに昼寝していた。
「橿原さん、…。」
大学の三年先輩で、少年の頃から、ある意味で常に彼の前を歩いて来た青年は、いつもどうにも生真面目な彼には理解し難いくらいに物事に拘らない処があった。いまも、眼を閉じている白い面からは想像しがたいが。そうして、恬淡と寝そべっている姿からは想像もつかないのだが。
「――皐月君をそう責めるものじゃありませんよ、―――彼女が、ああなのは別に彼女を責めても仕方が無いことです。彼女が子供に愛情を抱けないというのは、別に責めるようなものじゃありませんよ。ある意味、彼女自身、抱いている本能がそうさせているのかもしれないんですから。責めてはかわいそうですよ、一政君。」
いいながら、傍らで、――どうやらかれのカーディガンを毛布代わりにしている存在の頭を撫ぜる。
眸をほそめて、――そうすると、殆ど眼が見えなくなるが―――髪を撫ぜるさまは本当にいとしいと思っているようだ。
かれの肩になついて眠ってしまっている小さな子供、一政と皐月の子である黒城一蓮の小さな肩に手を置き、かれが視線を彼に向けてくる。
緊張と、苦しい想いに痛みを覚えていた。
「そうこわい顔をしなくても。…彼女を責めることはありませんよ。僕がどうしてかこの子がかわいいと思えてしまうように、彼女は感情を抱けないだけです。この子に対して。仕方ないでしょう。それに、僕にしたって、どうしてこんな子供というものが、かわいいのかわからないんですからね。」
いって、無意識にか、こどもの柔らかい髪を細い指先で撫ぜながらかれがいう。
「…橿原さん。」
そう、かれは、恬淡としたその外見と、常に物事がどうなってもいいという態度に似合わず、それとも似合っているのか、―――赤ん坊のときに対面した、彼と皐月の子供を、酷く気に入って構っていた。
気に入られているのがわかるのか、こどももかれに良く懐いている。かれがいれば、何をおいても寄っていくし、素直につかまえようとする。小さな手を伸ばしてかれの髪を掴もうとするこどもに、あまい微笑をあたえて、するままにさせているかれをどれだけ見たことだろうか。
いまも、こどもはかれの肩に顔を寄せて、無心に眠っている。
「風邪をひくといけませんね。―――そろそろ良い時間ですね。気持良く眠っていたから、気が付きませんでした。迎えにきてくれてたすかりましたよ。」
いいながら、起こさないようにというのだろう。長い指であやすようにして、それからどうやって起き上がろうかと、眠る姿をながめる眸を眼にする。かれの視線が、――こどもに向けられている。
気をつけて、起こさないように見つめながら身を起こすさまを視界にする。我が子をつれて、橿原が身を起こし、腕に抱いて立ち上がるさまを、凝然と一政は見ていた。
「――彼女は、―――。」
「ああ、皐月君は、また伊豆の別荘に行ったのでしょう。僕にこの子を頼んでいったあとは、何処に行ったのか知りませんよ。いつものことですから、特に君もそう真面目に捉えることはないでしょうに。」
「――…橿原さん、」
立ち上がると、背の高いことが際立つ。その長身に、気軽に腕に眠る子供を抱いて歩き出す橿原に、少し後ろから歩き出しながら一政がいう。
「すみません、いつも、…。彼女も、僕に云って行けば、」
眸を伏せる一政を、橿原が意味ありげに僅かに視線を流して見る。
腕にこどもを抱きなおし、静かに口にする。
「君も、あまり無理をしない方がいいですよ。…」
いうと、こどもを抱えよく知っている道を戻る気軽さで、日の落ち始めた小径を降りて行く。その背を、見詰めて黒城一政は、――結婚し、一児の父となり、もう一年を迎えようという青年は、無言で思い詰めたようにしながら、その背を追って歩いていた。
高い背は、見慣れたものであり、いまも彼の前にあった。彼と、皐月、――黒城皐月が結婚し、彼自身が黒城姓を名乗ることとなり、婿入りの代償のようにして先代より事業を継いでからも、かわらずにある筈の背だった。
ずっとそうだと信じていた。
「橿原さん、…。」
秋の日は落ち始めると早い。暗く為り始めた小径に背中を見失わないように一政は歩を早めていた。
かれには随分と器用なところがある。そんなことをするとは、人が思いもよらないことをするというか。
離乳食を手際良く温めて、温度を確かめて匙にのせ、こどもにあたえてやる。その姿を眼にして軽く一政は額を押えていた。
「先輩、――橿原さん、僕がやります、」
「いいよ。できるから。僕の方が慣れてますし。きみ、殆どやったことがないでしょう?」
こどもを抱えるようにして右手に座り、その食べるというよりはこぼして洋服を汚しまくっているのも気にせずに、口に匙を運んでやる。
「はい、これは、人参というものです。基本はね。本当にあなたは好き嫌いがないな。良い子ですね。もう少し食べますか?ふむ、慌ててはいけませんよ。…ああ、」
こどもがこぼして頬についた分を指で掬い取り、口にしている。
「おいしいですか、もうすこし食べたい?ふむ。そうですか。」
話し掛けながら、人参のペーストをこどもにあたえていたりする。
こどもはすっかり懐いていて、橿原の匙を持つ指をさわろうとしたり、さじを直接つかもうとしていたりする。服が汚れるのも気にしないようすで――かれの身につけているものの値段を良く知っている一政の方が随分と気になったが―――こどものするままにさせている。
こどもが匙からつかんだペーストを、橿原の口にむけて突き出すのに、一政が身を強ばらせて止めようとした。
「ああ、――くれるんですか?ありがとう。」
いうと、こどもの手をささえ、指先につかまれたペーストを舐めとる。こどもが擽ったそうに顔をほころばせ、笑顔になってはしゃぎだすのに楽しそうに橿原も微笑をみせる。
「ごちそうさまでした。さ、君もちゃんと食べなさい、蓮君。」
さ、と向きを変えさせて、――両手で脇を支え、テーブルに向き直らせる辺りは慣れたものだったが――食事を続けさせる橿原に、いま聞いたばかりの言葉に反応して一政が訊ねる。
「あの、―――その、蓮君、というのは。」
「ああ、呼び名です。」
ほら、これはどうです?と白いペーストを次にあたえている手を止めずにいう橿原に、一政が聞き返す。
「あの?―――呼び名、ですか?」
「ええ、そうです。何を思ったのか、同じ名前なんて、呼びにくいじゃないですか。まあ、ないことじゃありませんがね。海外では。この邦ではかえって珍しい習俗でしょうに、祖父になる方と同じ名前ではね。」
食べさせたこどもに、げっぷをさせながら、橿原がいう。
「きみもまだこどもだから、大変ですね。――さて、ああ、それこそ海外では同じ名前ならジュニアとかいうのでしょうが、―――ここは日本ですからね。…げっぷ、できます?やらないとね、いまはいけないんですよ。こどもって、本当に大変ですね。―――はい、ああ。よくできました。」
こどもにげっぷをさせながら、出来たことに褒めてやると頭を撫ぜる。それから思い出したように続きをいう。
「ですからね、ここは日本ですから、呼び名としては、それはどうも。なので、勝手ながら省略させていただくなら、一君、よりはなんとなく、蓮君、かと思いまして。」
「―――そう、何ですか、…先輩。」
省略していたことではなく、こどもに対して、――それもまだ言葉も話さない幼児にという辺りが、何ともらしいのだが――丁寧に君付けで呼んでいることについて実は訊きたかったのだが。
「先輩はいいといってるでしょう。橿原で結構ですよ、呼び捨てで。」
「橿原さん、―――。」
食べるともう眠くなっているこどもを支えて、片手で食器を片付けながら橿原がいう。
「あ、お風呂わかさないと。」
「…―――食器、洗います。」
「たすかります。―――皐月君もねえ、ちゃんとこうして離乳食とか用意はしてあるんですから、それなりに頑張っていますよ。」
「…――――。」
いきますよ、蓮君、と。こどもを抱えて立ち上がる橿原を、複雑な表情で見る一政である。
お風呂に橿原がこどもを入れ、すっかり寝てしまっている隣に、これは着替えた橿原が長々と横になっている。毛足の長い絨毯を敷いた床の一角に、クッションを無造作に積んだ暖炉の傍に寝そべって、右肩に懐いて寝ているこどもを眺めながら、橿原が微笑している。
手でこどもの髪を撫ぜているのは無意識だろうか。随分と気に入ってながめている姿を見つめながら、その前方に座って珈琲を手にしている一政に、橿原が口にする。
「そんなに、責任を感じることはありませんよ。彼女も、こうも気楽に家を空けるのも、僕にこうしてこどもをあずけられるから、というのがあるかもしれませんからね。――第一、一人にはしませんし。必ずわたしに報せていきますから、いいのじゃありませんか。」
指に気に入ってやわらかい髪を撫ぜて遊んでいる。そのさまを前に、一政がいう。
「あなたは、―――いいんですか、…その、」
真剣に凝視していう一政に、視線は向けずに橿原がいう。
「いいですよ。はじめて、この子にあわせてもらったとき、おどろきました。本当に、こどもというのは不思議なものです。皐月君も、見直していいと思いましたね。はじめて僕の指をつかんできた、この子の指の力の強かったことといったら、―――君は、そういえば初対面のときにはいあわせなかったのでしたね。あのとき本当に、こどもというのは不思議なものだと思いましたよ。」
本当に不思議とおもったその感嘆を隠さずにいう、やわらかな髪が額に降りるそのさまを見ながら一政が問い掛けようとした。橿原は額に髪をあげるようにしていたが、そこにやわらかな癖のある、色の淡い髪が落ちている。
淡い色をしたやわらかな髪を掴もうとのばされたこどもの指を思い出して、一政は視線を逸らした。
「どうしてかわかりませんが、かわいくて仕方が無い。こどもというのは皆こうなんですかね?だとしたら、世の中の女性というものを、――僕は偉いと思いましたよ。はじめてね。女性というものに、僕は興味がもてませんが、こどもというものを生むのなら、価値をみとめてもいい。それだけで、凄いといってもいいでしょうね。実に凄いものです。」
「ですが、――その、」
女性に興味がないというそのことを、さらりといってこどもの髪を撫ぜている橿原に、続けようとする。
「彼女は、――。」
「確かに世話をしていませんが、いいじゃありませんか。こどもを世の中に生み出すだけでも大変な努力ですよ。世の中の女性全部が、すべてこどもの世話を出来るひとばかりじゃなくても。彼女の場合、完全な放棄ではなく、世話をする僕という人間を確保した上での放棄ですからね。いいんじゃないですか。ここに僕という物好きがいて、この子をかわいいと思っている。それでいいでしょう。ちゃんと、年なりの発育もしめしているようですし、結構順調なようですよ、ね、蓮君。発語も割りにはやいですし、結構運動もしています。良く寝るし、良く食べます。わるくはないと思いますがね。」
「申し訳、ありません、―――橿原さん。」
「ですから謝らなくていいといってるのに。僕としてはたのしんでやってるんですけど。謝ることはありませんよ。君も真面目ですねえ、――一政君。」
一蓮の、こどもの髪を撫ぜながら橿原がいうのに、さらに一政が俯く。
「すみません、――でした、…僕は、何も知らなくて、―――彼女が、こんな頻繁に、家を空けて、―――あなたに、――世話を、頼んでいた、なんて、」
真面目に俯いて、両手を膝に握っていう一政に、橿原が首を傾げる。
「世間の父親なんてそんなものではないんですか?家庭を顧るというか、家に帰ってこどもの寝顔を見てるだけでも良い方なんでしょう?こうしてこんなかわいいこどもと殆どふれずに過ごしてしまうなんて勿体ないことだとは思いますが。仕事が忙しい父親というのはそんなものでしょう。家庭の事情になど精通はしないものです。」
「でも、…彼女が、」
拳を握る一政に、首を傾げたままいう。
「彼女は、ああいうひとですからねえ。――家にいる女性ではありませんよ。それを責めてはかわいそうです。」
やわらかな髪を撫ぜ、眠るこどものかおを眺めて眸を細める。
「かわいいものですね。不思議なくらい。」
いう表情が本当にそう思っているとわかって、凝視した。
その黒髪を撫ぜながら、ああ、と。
はじめて思い当たった、というように。
橿原が、鋭い眸を、何もかもを見抜いてしまう視線を投げて寄越したのに、一政は身を硬くしていた。拳を無意識に限界まで握る。
背が、強ばっていた。どんな顔をして見返していただろうか。
「…―――ああ、そうですか。あなたも、こどもがかわいいとは思えないんですね、一政くん。」
視線の鋭い、ひやりと瞬間冷たい闇に背を撫ぜられるような、射抜くさまに何もかもを見つけられて、暴かれて唇を噛む。
息が詰まる。
「…――そう緊張しなくていいのに。そうですか、――蓮君。」
ねむるこどもが擦寄ってくるのに応えながら、しずかにいう。
「別にいいじゃありませんか。」
「…橿原さん。」
凝視している一政を、息を詰めるようにしている一政を眺めずにいう。
自らの視線に含む毒を知って、わざと外すように。
眸を、いまはやわらかくねむるこどもにむけて。
「彼女は、愛するものに死をあたえずにいられない。――…あなたは、」
やさしい指が、こどもの黒髪を撫ぜている。
「生きているものを、愛でることができない。…―――死体しか、愛せない。」
「…橿原、さん、」
深く闇が降りる窓外に、似合う響きの深い声が続ける。
「なら、あなたたちがこの子を愛さないのは、ある意味、愛しているからかもしれないとはおもいませんか。」
微笑して、こどもの傍らにあって。小さな肩をささえていう。
「皐月君は、この子をあいしたなら、この子の命を止めてしまうでしょう。墓碑銘に刻んで、それはそれは深く歎いてあいするに違いありません。」
微笑みを抱いて、無心にかれに身を寄せるこどもを見る。
「同じように、あなたは愛そうと思ったら、この子の死体を見るしかない。例えようもなく、いとしく感じることでしょうね。それもまた、至福かもしれない。動かなくなった我が子を見て、あなたははじめていとしく感じることができるでしょう。」
流れるようにいう、その言葉の誘惑に眸を閉じる。
「ですから。」
顔をあげた。その言葉を零す唇を、そのひとの姿を見詰めていた。
「無理に愛さなくてもいいのではありませんか?あるいはそれが、本能があなたにもとめている、最上の愛し方かもしれない。我が子に、命をあたえておきたいという本能です。」
「…――――橿原、さん、」
「あなた自身の、最上の愛し方です。」
凝視して、何かをいおうとして、涙が零れた。零れ落ちる涙に、言葉が遅れて出てこなかった。
――そう、愛せない。
こどもがどうしても、あいせなかった。
だから自然と避けていた、そのことがおそろしくて。
片手で口許を覆い、嗚咽を隠そうとする一政のさまを知りながら、のんびりと橿原は口にする。
「いいじゃないですか。蓮君にはわたしがいますから。ねえ、蓮君。」
微笑して、心から愉しく寝顔を眺める。こどもというものが、こどもが成長していくということがこうもたのしいものだとは真実しらなかった。
実に自分は幸運かもしれない、と思っている橿原であるのだが。
「うん、ぼくは幸運ですよ、―――この子はかわいいし。こうして育てていても誰にも文句はいわれない。下手にこの頃のこどもを育てようと思ったら、僕は独身ですから養子縁組も難しいでしょうしねえ。君達の子なら、こうして預けてまでくれるわけですからね。たのしいですよ。」
あ、と。気が付いたように、くちびるに人差し指をあてて、一政にいう。
「この子の、あのやかましいお祖父さんには黙っててくださいね?」
「あ、はい、―――。先輩、」
「先輩はいいっていってるでしょう。ではよろしくお願いしますね。」
いうと、起こさないように慎重にこどもを抱き上げる。
「さて、行きましょうか、蓮君。そろそろ寝室にいきましょう。」
あなたもやすんだ方がいいですよ、ベルギーから戻って来たばかりなのでしょう、という橿原を思わず眼を見張って眺めてしまう。
「では蓮君、おやすみなさい。」
丁寧にベビーベッドにこどもを寝かせると、――抱きついていたベストは脱いで一緒に与えていた――隣に置かれた、というより橿原が使う寝室にベビーベッドを入れたのだろうが―――寝台に、すぐに眠りに就く姿をまじまじと見詰める。
こどもは、橿原のベストをくしゃくしゃにして抱いて、安心して眠っている。
海外への出張から戻って、妻が家にいないことを知った。まだ漸く一才になるかどうかというこどもを置いて家を空けていること、それが多分、以前から頻繁に行われていたことを、初めて知ったのだ。
恐ろしくなった。帰ると、こどもといる妻を見て、それだけで何もかも確認したつもりになってまたこの家を出ていたから。
彼自身も、殆どこの家にはいなかったから。
そこに、――。
何だか当然のようにして、長い身体を横にして、眠っているひとにほろ苦い笑みがこぼれた。
このひとが、こうして多分殆どの時間をこどもと過ごしていたのだ。
こどもがこのひとの匂いに安心して眠るくらいに。
涙が、零れていた。
このひとの、言葉が耳に響いていた。
――あなた自身の、最上の愛し方です。
「無理に、…あいさなくても、――いい、ですか、…。」
苦しみが声にこぼれる。額を手で抑え、彼は床に膝を就き嗚咽を堪えていた。そんな、くるしみなど知らぬように。
平和に、こどもはねむっている。淡々と、何もかもを突き放したように眺めながら、いまは長くなって眠っているかれも、平和に。
指の間から、その姿をながめて、おかしくなって一政は微笑った。
無理をしなくてもいいというかれは、本気でそういっているのだ。
「あなたと、…――いう、ひとは、」
頭を垂れて、神に祈った。
私は、子供を愛せない、けれど。
「ありがとう、…ございます、」
せめて神に祈るしかできない。無心に眠る我が子の顔を見ることさえもおそろしく、唯、彼は神に祈っていた。
――何もかもが、護られるようにと。
破局が、訪れることが無いようにと。
この刻の祈りは、通じたのかもしれない。少なくとも、あと五年、神は破局を待ってくれた。五年後の破局まで、暫し、神のあたえた安寧の翼に包まれて過ごす。
何もかもが壊れる、その刻まで。
了
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