第5話 赤木しげるがeスポーツに出会っていたら?

 結論



 好きなキャラクターをちょっと変えて登場させる。


【〇〇が〇〇だったら?】


 0からキャラクターを生み出すのは難しい。


 生み出したキャラクターと正反対のキャラクターも作る。そうすれば倍のキャラクターが生まれる。



 ☆



 魅力的なキャラクターを生み出したい、というのは多くの人が考えることだと思います。


 キャラクターの履歴書を作ってみたり、長所と短所を書き出してみたり、好きなものや嫌いなものを考えて……


 それで気がついたらキャラクターを作るのが面倒になって、投げ出してしまう。


 そういうときは



【既存のキャラクターをちょっとアレンジ】



 してみてはどうでしょうか。


 もちろん丸パクリはいけませんが、似ているキャラクターなら世の中にたくさんいます。


 それにキャラクターは同じだったとしても、出会うものが違えばまったく異なる成長をするものです。



 例えばSLAM DUNKの桜木花道。彼に声をかけた相手がたまたまバスケットボールの関係者だったため、彼はバスケットマンへの道を歩き始めます。


 じゃあ花道が出会ったのがバレーボールだったら? 彼ほどの身体能力があれば、おそらくバレーボールでも超人的な活躍を見せるでしょう。


 ならば将棋だったら? チェスだったら? 執筆活動だったら?


 

 きっと彼はまったく違う種目にのめり込んで、最終的にはまったく違う成長をしていたでしょう。



 要するに



【好きなキャラクターの名前を変えて、違うものと出会わせる】



 ということです。



【赤木しげるがeスポーツに出会っていたら?】

【桐生一馬が異世界に行ったら?】

【鷹村守が鴨川会長と出会わなかったら?】

【大萩牡丹が帰宅部に入部しなかったら?】

【比企谷八幡がミステリー作品にいたら?】

【陣内智則が異世界に行ったら?】



 このように



【〇〇が〇〇だったら?】



 と考えていると、気がついたらまったく違うキャラクターになっています。


 しかし何度も言いますがパクリはやってはいけないことです。


 あくまでも最初の取っ掛かりとして、好きなキャラクターを想像するだけ。


 そうしているうちに完成するのは【アナタだけのオリジナルキャラクター】です。



 0からキャラクターを生み出すのは本当に難しいです。ですが自分の好きなキャラクターを下敷きにして考えると、少しは楽になると思います。


 

 そして完成したアナタだけのオリジナルキャラクター。



【その正反対のキャラクター】



 も、ついでに作ってしまいましょう。



 背の高い熱血漢を作ったのなら、小さくて冷静なキャラクター。

 肉弾戦が得意なキャラクターを作ったのなら、魔法や遠距離戦が得意なキャラクター。



 ほぼすべてを正反対にすれば、また違ったキャラクターになります。



 ここで



【正反対なんだけど、ここだけは同じ】



 とかを作ると面白いかもしれません。



 いつもは価値観の違いでいがみ合っているけれど、試合で勝ちたいという願いだけは同じ。

 ケンカしてばかりだけど、目的だけは同じ。


 

 良いライバルキャラクターになってくれそうに見えませんか?


 

 ☆



 余談



 何度も言いますがパクリはいけません。


 あくまでも作るのは【オリジナルキャラクター】です。今回の話は、あくまでも取っ掛かりに過ぎません。


 とはいえ古今東西、多くの作品がある以上……どうしても似ているキャラクターはどこかに存在するでしょう。


 全然知らないハズのキャラクターとそっくりになってしまっていた、ということもあると思います。


 似ていることを気にしすぎても手が止まってしまいます。よっぽど個性的なところが似てない限りは大丈夫、なのでしょうか……私にもそこはわかりません。

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