マッチングアプリで顔も見ずに会ったらとんでもない女がきた
ルカ
第1話 恐怖のマッチングアプリ
僕の名前は町中五郎。どこにでもいそうな普通の男だ。ごく普通の家庭に生まれ普通の大学を卒業して普通に仕事をしている。
とにもかくにも普通だ。そんな僕がいまハマっているのは信頼度百パーセントが売りのマッチングアプリだ。
そこで僕は彼女と出会った。出会ったといっても画面越しのトークと通話のみで直接会ってはいない。だが、もうかれこれ二年ぐらいはやり取りをしている。
友達には会うのが遅すぎると言われた。友達に言われて初めて気づいた。確かに遅いかもしれないと。だから、僕から会いたいと切り出した。そしたらあっさりといいよと言われた。
何故もっと早くに会わなかったのだろうと後悔もしたがもっと遅くならなくて良かったと思うことにした。
ついに。そう、ついに明日彼女と会うことができるのだ。
彼女の名前は城ヶ崎エマ。年齢は僕と同じで二十五歳。彼女はとても明るくて魅力的な声をしている。職業は声優だと言っていた。
写真はお互い見ていない。だけど僕の中で彼女の顔はある程度想像できていた。
きっと今風で可愛い顔に違いない。髪はロングヘアで肌は透き通るほど綺麗だ。背は低めで胸は大きい。ああ、いいだしたらきりがない。
とりあえず今日はもう寝よう。勝負は明日だ。彼女に気に入られなければ意味がない。
マッチングアプリで顔も見ずに会ったらとんでもない女がきた ルカ @tanako08
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