2024
バイエルン・ミュンヘンについて(東京ヴェルディをバイエルンのような巨大なクラブにするにはどうすればいいのか?)
「今やバイエルンは負債ゼロ、21年連続の黒字経営、昨季の売上高は528億円の純利益が19億円で総資産は約1600億円、自己資本比率はなんと78%にまで上る超優良企業です。クラブ会員数も今はまだベンフィカに次ぐ2位ですが、それを抜くのも時間の問題でもうすぐ1位になりそうです。」
これは、2014年ごろのバイエルン・ミュンヘンについてYahooの知恵袋で触れられた文章であるが、その数値の信憑性はともかく、ある程度は傾向について「バイエルンがこんなチームだ」と方向性がみえる記事なのではないか。ここで触れられていることをまとめると、バイエルンが相当の純利益を叩き出していること、純資産は1600億円(当時のレートでである)を抱えていること、自己資本比率が8割近くあるということで、財政上で相当の優位性を持っているということがわかります。
・Yahoo知恵袋の記載
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12125368152?__ysp=44Km44OqIOOBuOODvOODjeOCuSDntYzllrY%3D
この知恵袋での解説では、ウリ・へーネスという人物がこのバイエルンにおける財政の構築に一役買ったことが述べられています。
ウリ・へーネスはサッカー選手としてもバイエルンで成功した選手ですが、実家の食肉業でも財をなした人物です。残念ながら、実家の家業の方で、脱税の罪を受け、服役を経験しています。そのために収監された2013年ののち、2014年の知恵袋のこの記事で、このようなウリ・へーネス礼賛が捧げられたのでしょう。
バイエルンとはウリ・へーネスを通じて、セレッソ大阪(母体が日本ハムでへーネスと交流があった)、浦和レッズ(ドイツ系の選手が多く、ルンメニゲの弟もプレーしたことがある)などが2000年から2010年ごろまでにパートナーシップを結び、そのノウハウを吸収しようとしたようです。
・ウリ・へーネスについてのWikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/ウリ・ヘーネス
・セレッソ大阪とのパートナーシップの様子
https://www.footballchannel.jp/2013/06/08/post5216/
https://www.footballchannel.jp/2013/06/09/post5234/
しかしウリ・へーネスのWikiを見てみても、具体的な施策の分析までは書き込まれていないようです。アメリカのマーケティングの手法をサッカーに当てあてはめて、いち早く導入したことは述べられていますが、それらがどのようなものであったかは記されていません。
鹿屋体育大学のチームがそのマーケティングを研究した書籍が残っているようですが、未見です。目次を見る限りでは、現代にアップデートされているか、応用ができているか不安があり、現状分析から考える方を取りました。
セレッソ大阪では、人事のシステムの導入や、地域至上主義が取られたことが、セレッソ大阪関連の記事で述べられていますが、バイエルンの繁栄にはもっと秘密がたくさん含まれているようです。
今後、それらについて調べてみたいと思います。
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