第6節 千葉戦感想(no.12)

 千葉は鈴木監督だったんじゃないかな。尹監督の前だったのではないでしょうか。


 千葉もよく監督が変わるチームでしたが、東京ヴェルディも、城福監督まではよく監督が変わりました。


 ここでは、割とまともなことを言っているかもしれません。


 ………


 この試合、勝ったので、問題点は指摘しづらいです。


 失点については、ファーの守備が気になる、とは思いますが、まとめていません。


 代わりに、自分の考えたこと、いくつか挙げておきます。


 1つ目、端戸選手の代わりの選手について。


 候補として、第1が森田選手トップ下、第2に井上選手のプレスとエリア内への侵入・ダイレクトでの横パスのミート。第3に山下選手や中野選手のランによるプレス、ボールの保持になるのではないでしょうか。


 ここお考えがあるのでしょうが、監督の名采配を期待します。


 2つ目、ステップについて。


 サイドからの攻め、ミドルシュート、ドリブル、サイドチェンジ、細かいミスや、つながらない原因を解明できないだろうかと、考えていました。


 無理だとは思いました。


 ただ漠然とした、改善の可能性を書いておきます。


 バルセロナの選手の動きを調べました。


 考えたことは、蹴るまでのステップ(足の動き)のこと。ボールを蹴るまでの足の動き、バルサの選手は2ステップで蹴る選手が多く感じました。


 タッチ数のことはよく言われます。1タッチ、2タッチで回せと。しかし蹴るフォームのことを考えた時、バルサはダイレクトでもまわしますが、止めて、その次に、1、2と2ステップで蹴る動きが洗練されていると思います。


 メッシのドリブルの超絶さ加減についても、タッチ数の多さだけではなく、他にボールを前に動かしつつボールに触らない、足の踏むステップの多さにも凄さがあるのではないか、とも思いつつ見ていました。


 外国人選手のキックの強さはよくいわれますが、どこに置いて、いかに少ないステップで蹴るか、という技術が洗練されていることにも原因があるようにも感じました。ステップ数が少ないと、モーションが短いのでシュートに至りやすい。同様にパスも通りやすく、フェイントもかかりやすく感じます。無駄がないからでしょうか。


 前方に勢いをつけてから蹴ると、シュートに勢いは出ますが、そこでも洗練されたフォームというのは有利かもしれません。


 あくまで理論なので、使うのは危険かもしれません。これまで通りでも十分でしょう。ただキックフォームの足の2ステップについて書いておきます。


 最後に、ずれ、について少し考えました。


 バルサは逆足の選手を両翼に置いています。通常左のサイドバックを前に出すには、左足のパサーを使うのが有効だという話も聞きますが、逆足のウィングや選手をあえて置くのは、インサイド方向へのドリブル、パスや、サイドチェンジを有効に使いたいという意思かもしれないと感じます。


 めいいっぱいアウトに開くと、その外(アウトサイド)を上がってくる選手(特にSB)にパスを渡すには結構苦労するかもしれません。しかしインサイドの斜め前方に入っていったり、斜め前の選手、中央のポッカリと開いたスペースに潜り込んでいくインサイド(バイタル、中央)の選手にスルーパスを出したり、中央のポストに当ててワンツーしたりするプレーや、反対サイドに開いている逆サイドの選手の裏抜けに内巻きのボールを出したりするのには、逆足のプレーは適していると思います。


 また通常、中盤の底でのプレーにおいて、まずルックアップしたとします。


 逆足の場合、ついでドリブルで横方向か、斜め前へ入っていきます。すると外のスペースにSBが上がっていけるスペースができるので、そこへパスを出したり、斜め前方へ進んで、そちらの選手へスルーパスしたり、ポストのFWにパスを合わせて自分も上がったり、ミドルフィードで逆サイドへ展開、という様々な方法がとれます。


 現在、前に進めるには、縦パスをつける、という方法がよく取られていますが、それに対し、中盤の左右サイドの底で相手とやり取りしつつ、パスを出すポイントを横や斜め前へ移動させて、パスの角度やパスコースを変化させ、ミドルフィードなり、パスなりを出す、相手の陣形に「ずれ」を起こさせるわけです。


 ただこれも理論であり、どこまで実行できるかはわかりませんが。


 また中央でのロストは怖いので、リスクマネジメントがいるでしょう。


 まあ、参考までに書いておきます。何かの役に立てば。


 ………


 懐かしい選手の名前が出てきていますね。


 技術論などが含まれるのでしょうか、当時考えていた稚拙な考えがそのまま残っています。


 魅力的なチームではあったんですがねぇ…。

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