　一般に運動やコールドシャワー等は、有益なドーパミンを生体に提供するとされています。まあ行えるのであれば、行った方が良いでしょう。

　けれども、運動に関して言えば、定期的な運動習慣の無い筆者のようなポルノ依存症患者からすれば、そもそもやるだけで苦痛で、耐え難いものです。したがって、その場合は行わなくても良いと思います。我々にとって重要なのは、ドーパミンではなく扁桃体と前頭前野です。よって、ポルノによって得られないぶんのドーパミンの補充を目的とする対症療法的な運動は、あくまでも補助的な対策であると言えましょう。しかし、健康の観点からすれば、運動はしないよりもした方が遥かに良いことは確かです。このため、筆者としては、比較的軽い運動である、エクササイズ・スナッキングを日常に取り入れても良いとは思います。しかし、慣れない運動習慣が苦痛をもたらすだけであるならば、極論、これに関してはやらなくても一向に構わないです。

　よくポルノ断ちの手段として取り上げられがちなコールドシャワーですが、これもドーパミン補充療法という補助的な対策の一つと言えます。ですから、行っても行わなくても、特に問題は無いでしょう。ですが、ここで一言、良い点のみが喧伝されがちなコールドシャワーには欠点も存在するということをお伝えしておきたいと思います。コールドシャワーは、当然、突然冷水を体に浴びせかける訳ですから、心臓の負担を増大させるという欠点があります。恐らく無いとは思うのですが、場合によっては心停止にもつながりかねないので、是非、この点に留意して、行われる方は行われてください。ちなみにですが、筆者は絶対にコールドシャワーは行いません。

　その他、ドーパミンを分泌させる補助的な手段は複数あるようですが、これらは適宜行う様にしましょう。場合によっては、それがタバコやアルコールであったりするため、これらはまたポルノ依存症以外の依存症の引き金になりかねません。これらよりも、まずマインドフルネス瞑想や読書による脳の扁桃体と前頭前野の改善こそ、真のポルノ依存症克服につながると、筆者は考えます。