第3話 縛られない
―――――――――真っ暗な部屋の中。
「麗…」
僕はベットの中で彼女を包み込むのが好き。
彼女の匂いと柔らかさ…僕にはわかる。
この感覚はずっと変わらない。
普段、「
「麗…大好き。」
「あたしも…」
僕らは行為もする。
基本は僕が耐えられなくなって襲いかかる。
どんな体位も意のまま。
でも、彼女は子供が出来ない。
生まれつき(?)子宮がない。
だから相手はできるが子供はできない。
性欲もあまりない。
僕に求められて答える感じ。
どうしょうもない時は満足するまで相手してくれる。でも普段は抱きしめるか、抱きしめられて眠りにつく。
…幸せだ。一番幸せな時が彼女の事を話す時。
誰に話す訳でもないが。でもここでは自由だ。
――――――――――――――――――。
「麗…。」
「なぁに?」
麗華を抱きしめる事が好き。
「麗……寝たくないよ」
「大丈夫。夢の中でもあたしいるから。」
「本当に?」
「本当だよ。」
「本当?」
「本当だよ。」
「麗。」
「どうしたの。」
彼女が僕の頬を撫でる…。
彼女の温度が眠気を誘う…。
「おやすみ、れいか。」
「おやすみ。」
「ねぇ、れい」
「ん?…」
「夢の中で思いっきりしていい?」
「したいの?…」
彼女が微笑む。
「眠い…でもしたい…。れいに出したい。。」
「いいよ。いっぱい出して。。。」
―――――――――――――――――――――。
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