第2話 怪盗みかん
息子が冷凍ミカンを作ってました。皮をむいて房をバラしてラップで包んで冷凍したり、私が子供の頃に学校の給食で出てたような皮ごとまるまる一個を冷凍したりとか。
それで、皮ごと冷凍したミカンを水に浸けて解凍してたんですよ。
私「お、冷凍ミカンか」
息子「違う、解凍ミカン」
私「『カイトウみかん』って何か泥棒みたいだな」
『怪盗みかん』
怪人二十面相こと遠藤平吉の曾孫、遠藤みかんは少女怪盗である。異世界からやってきた妖精カボスと契約して魔法少女となったみかんは、異世界から落ちてきた呪われし宝石カースジュエルを回収するため、呪宝を隠し持つ悪党共のところに夜ごとに忍び込んでは秘かにカースジュエルを盗み出しているのだ。
だが、カースジュエルを探しているのはみかんだけではない。カースジュエルを集めて大魔王の復活を目論む魔族「ダークジュエラーズ」もまた暗躍しているのだ。
そして、クラスメイトの少女探偵明智いちご(漢字では一五、明智小五郎の曾孫)と彼女のパートナー小林りんご(漢字では倫五、小林少年の孫)も魔法少女となってカースジュエルを集めていた。
邪悪なダークジュエラーズと正義の魔法少女コンビと三つ巴になりながら、今日もみかんは華麗にダークジュエルを盗み出すのだ。
※江戸川乱歩没後50年経過につき著作権が失効し『少年探偵団』シリーズはパブリックドメイン化。
ネタは思いつくのに書く気力と腕の痛みが……。
突発的エッセイ 結城藍人 @aito-yu-ki
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