第2話:やって来たナース。
とにかく誰かに来てもらわないと・・・そう思ってすぐにどんなサービス内容
なのかを確かめてみた。
そしたら
「臨床経験豊富なナースがご容態や目的に合わせ最適な訪問看護・在宅看護を
提供します」
「病気や障害を抱えながらご自宅で療養中の方へ看護師が訪問し療養生活の
お世話や診療の補助を行ないます」
って書いてあった。
だから僕は即、エバーランドに登録して看護師さんを一人お願いした。
ここまでは、ごく真面目な話・・・なんだけど・・・、
ここからあれ?ってことになって行くんだなこれが・・・。
で、次の日さっそくエバーランドから看護師さんが訪ねて来た。
指定通りの時間にドアホンが鳴ったから僕は看護師さんだと思ってすぐに玄関の
ドアを開けた。
開けたドアの向こうに立っていた人物を診て僕は一瞬目を疑った。
露出度高めのピンクのナース服を着た、めちゃ若い金髪ツインテールの女の子が
立っていたからだ。
しかも超ミニスカートに白いストッキング。
看護師らしからぬいでたち・・・それだけで早エッチい。
その子は僕が思っていた一般にいる看護師さんとかなり違っていた。
よくネットなんかで売ってる夜に使うようなナースコスみたいのを着てるし・・・。
僕はてっきり男女の恋愛には発展しないくらいの年配でベテランそうな看護師さん
が来るもんだと思ってた。
「あの・・・君、看護師さん?ですか?」
「おっはよう〜ございまっすぅ〜」
「私、ナースの「ティンクル」って言います、今日からお宅にお邪魔させて
いただく予定になってます」
「ティ、ティンクル?って・・・外人?」
「ノン、ノン・・・私ハーフだし・・・しかもフランス系の・・・あ、イタリア
とかスペインも入ってるかも・・・あと日本も」
「
「ちょ、看護師って言うかナースってわりにはちょっとイメージ違い過ぎる
んだけどな・・・君を見てるとのギャルがナースコスしてるみたいに見えるな〜、
頼んだところ間違えたのかな?」
「また聞くけど・・・ほんとに君、看護師さん?」
「ウイ・・・誰がなんと言おうと正真正銘ナースだし・・・なんかご不満?」
「私が気に入らないなら他のナースとチェンジしましょうか?」
「いや、ご不満はないけど・・・不満どころか・・・ちょっと驚いたからね」
「むしろ・・・想像してたよりはるかにいいかも・・・でも君が刺激が強すぎて
病気が悪化しそうなんだけど・・・」
「普通じゃつまらないでしょ、病人には多少の刺激も必要なんです」
「そ、それはどうなんだろう?」
「エッチいのはすぐなれます・・・それも看護の一環ですから・・・」
「エッチいのが苦手なら、全然露出なしのナース服に着替えて来ましょうか?」
「そうなるとスカートがスラックスになります」
「めっちゃ、つなんないと思いません?」
「いや・・・あの、僕エッチいの好きです、だからそのままでいいです」
売り言葉に買い言葉。
エッチいのが好きって・・・僕はなにを言ってるんだろう?
つづく。
※話に出てくる病気や治療の方法や国からの援助等のくだりは架空のものです。
まあ、そもそもが架空だらけですけど・・・。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます