第1話 陰キャな僕は友達作りがしたい(3)


自己紹介が終わり、

諸々の学校の説明が終えた後、

今日の学校は終わった。


さぁ、この後が大事だ。

自己紹介で意気投合出来そうな友達に

みんなが話しかける時間が始まる。


ちなみに、僕は誰と気が合うとかは

経験値が少なくわからなかった。

くそ…レベル上げしておけばよかった…。




ということで誰かから話しかけられるのを

学校終了後、帰る準備をしているように

みせて待っていた。


さぁ、話しかけて来い!

FG◯の宝具レベル上げ大変とか来い!


と考えていたところに、

担任の吾妻先生から呼び出しをされた。



そのまま職員室に向かうと、

家が遠いことから、

色々と心配をしてくれたようで、

色々と話を聞いてくれた。

ついでに友達作りに不安があるなど聞かれた。



優しい先生だなぁ。

友達作りに関しての質問の際に、

「ちなみについでだよ??ついでだからね!」

と前置きをおいた上で質問をしてくれたし、

既に先生に心配をかけてしまう存在になったことだけは自覚しておこう。



職員室に行ったことで

時間を使いすぎてしまった。

急いで僕は教室に戻ったところ、

1人の生徒が居た。



怖い生徒だったら時間を空けて入ろうと思い、中の様子を伺っていた。

そうすると、驚いたことに

彼は帰る支度をゆっくりとしていた。

中に筆箱を入れたと思ったら、

また出して、を繰り返し時間を使っていた。




…何をしているんだろう、、、。

彼は確か僕の後ろの席の…。

すまん、自分の自己紹介の後で

安堵してたから話聞いてなかったわ。


ゆっくりと僕は教室に入り、

カバンを取ろうとしていたところ

彼が僕に話しかけてきた。



「待っていたよ、ツナ殿」



















…やばい奴に僕は目をつけられたようだ。

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陰キャな僕は〇〇したい KKT @kakita535999

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