第四章 農薬の歴史

明治・大正時代になると、除虫菊や硫酸ニコチンを用いた殺虫剤や、銅、石灰硫黄合剤を用いた殺菌剤など、天然物由来の農薬が使用されるようになった。

しかし、雑草に対しては手作業による除草が中心で、除草剤の登場まで草取りは重労働でのままだった。

日本で化学農薬が本格的に使用されるようになったのは、第二次世界大戦後のこと。終戦後、日本は農業労働力不足、作付面積の減少、天候不順などにより、深刻な食料不足に陥いってしまった。そんな食料危機を克服する技術の一つが化学農薬だった。戦後、多くの化学農薬が誕生し、不安定だった作物の収量の安定、除草剤の開発による農業労働時間の減少など、農業の省力化に大きく貢献していった。

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農薬について りゅちー【🎮🦈🥞】 @Ryuchi814

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