第17話
食堂を出ると、二人は駅に向かって歩いて行った。二人は15時55分発の新幹線に乗った。桂は瞳を思いながら、絶対に優勝すると決意を固めていた。
18時28分に東京駅に着き、川口はタクシーに乗った。桂は、ランニングでジムに向かった。
ジムに入り、桂はいつも以上に気合いを入れて筋トレを始めた。
「張り切るのはいいが、飛ばし過ぎるなよ」
川口が笑いながら声をかけた。
時計は19時になろうとしていた。
桂は筋トレを終えると、シャワールームに入った。豪快にシャンプーをし、シャワーで洗い流した。シャワーを止めて、バスタオルで豪快に頭を拭き、腰にバスタオルを巻き付けた。
桂は長椅子に腰掛けて、リュックからスマホを取り出すと、次に財布を出して、中から瞳にもらった名刺を取り出した。すぐに瞳の電話番号を登録して、電話をかけた。
「もしもし」
瞳の声が電話の向こうから聞こえて、桂はテンションが上がった。
「俺、西村です。今話しても大丈夫?」
瞳のスマホの向こうで、賑やかな音楽が流れていた。
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