第2話

私の願いは叶う事は無かった。


「ぁ...はぁや..とぉ」


チュッチュッ


2人は熱いキスをしていた。


そして、2人は重なった。


涙も我慢出来ず、ひたすら声を潜めて泣いていた。


2人はセックスに夢中で私の事なんて気にもしていなかった。


しばらくして、静かになった。


時刻は夜中の3時。


ひっそりと体を起こすと、2人とも裸で抱き合って寝ていた。


その姿を見ると本当にヤっていたんだと思い知らされる。


体目的、かぁ。


それでも隼斗が大好きだ。


そんな自分に情けを感じた。


そして私は隼斗に置き手紙をし、家を出た。


隼斗の家から私の家までかなり遠い。


でも繁華街を通るとかなりの近道だ。


いつもは通らないようにしていたが、今日は通った。


ひたすら下を向いて歩いた。

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