第41話
ユミの優しい体温を感じて、安心感が湧き上がってくる。
「ユミ、私・・・」
涙声で話し出した私に、ユミは怒りを抑えた声で、
「・・・ユウジでしょ?こんなこと・・・」
ユミの肩にもたれたまま、私はうなずいて、
「・・・今日約束してて・・・部屋に行ったら私の荷物、散乱してて・・・ユウジがいて・・・異常だった・・・。
・・・バレてたんだ・・・。
昨日、しゅんくんが来てたの、見たんだって・・・」
「えっ!?」
「だから、『わかってるなら別れて』って言ったの。
でも・・・
『他の男のトコなんか、行けないようにしてやる!!』
って・・・すごい力で・・・やだって言ったのに、最後までやめてくれなかった・・・。
・・・私・・・こんなんで妊娠しちゃってたらどうしよう・・・」
一気に吐き出した私の言葉に、ユミは絶句した。
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