第18話

次の日、ホテルのロビーに。







夜勤明けだというしゅんくんは、友達を1人連れて、本当にやってきた。






「昨日練習頑張ったから、今日は乗せてくよ。また下り坂でスリップされても嫌だし?」






ってユミをからかってる。






「あ、むかつくー。昨日、頑張り過ぎて、ちょっと筋肉痛なんだよ!?ちょ~頑張ったよ。」







「運転で筋肉痛になんか、なんないだろ~?あんな荒い運転するからだよ。なぁ?怖かったよなぁ?」







しゅんくんが私に同意を求める。







「ふふふっ。」







二人のやり取りが可笑しくて、ニコニコしてる私の手から。







「かして」って、しゅんくんがスノボの板とバックを取る。







「あ、大丈夫・・・」って言いかけた私に、







「荷物、後ろに乗せるね。」って、歩き出した。







「ありがと・・・」って、私も後をついて行く。







私は、おしゃべりも得意じゃないし。







ユミのおまけについてきたみたいなもんだから、ユミの後ろで静かにしてればいいと思ってたんだけど・・・。

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