第8話
家に帰ると、さっそくこうすけからメールがきていた。
[急にアドレス教えてくれたの、
さやかの優しさだよね。ありがとう。]
わかってたんだ・・・
こうすけに寂しさを感じたから、放っておけなくて、アドレスを教えたこと。
[・・・さやかが言ったこと・・・たぶん、当たってる。
痛いところつかれてびっくりしてるよ。]
[ごめんね。無理に聞かないし、言わなくていいよ。でも、言いたいことあったら、いつでも遠慮なく]
[ありがとう。さやかの勘の鋭さにびっくりしたけど・・・でも、わかってくれて嬉しい気もしてる。
絶対!!ずっと続いていきたい。
あ、もちろん、友達としてでいいので・・・]
こうすけは・・・
ちゃーんと、わかってるんだね?
私が、このままでいたいと思ってることも。
友達以上を望んでないことも。
それなら、私のこと・・・
言っておくべきじゃないのかな・・・
友達としてでも。
ずっと続いていく・・・
本当に?
バツイチの私でも?
母子家庭でも?
友達だから??
もしも、もしも、
それ以上の感情があったなら・・・
ひかれてしまうの・・・?
でも、もし・・・
ひかれたとしても。
本当の私を隠して続けるわけにはいかない。
少しだけ、私の中に積もり始めてしまった
想いがあるからこそ・・・
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