学生の時に好きだった子に告白して「これは恋じゃない」と言われてしまった主人公。三十代半ばになった今でもその傷は癒えないままでいます。 主人公の繊細な心情と丁寧な文章で、一文一文、大切に読みたくなります。 ラストは作者様の小説らしく、あたたかな気持ちになりました。