君の為なら私は・・・。
私の父は優秀な
私はそんな父を心から尊敬していた。
「モルフィ、お前には
「はい!父さん!」
私も父のような
それが父から教わった心得だったから・・・。
だが、父はある日何者かに殺害された。
私と母は家を追われて路上生活、その道中で母は病死した。
そんな中で私は捨てられた赤子であったミミカと出会い、家を追い出されたユラとも出会った。
そして、孤児院にて
「
まっすぐにキラキラした少年の瞳に私は心が洗われた。
それから
少年・・・私は・・・。
***
「・・・ィ、モルフィ!来るぞ!」
「え!?」
「おらおらあ!」
しまった!
仕事の途中で昔の事を思い出してしまうなんて・・・。
だが、今の私は
そして・・・パーテイー、"
「とお!」
「うわあ!」
「な、なんだこの女!?」
「動きが早え!」
私は持ち前の俊敏な動きで2人組の内の1人の武器をはじき返した。
そして少年の援護により、武器を奪ってもらい2人組は撃退できた。
「くっそ!宝をお前らから奪って、高値で売ろうとしたのによお!」
「行くぞ!」
嘆いて男達はそのまま去って行ってしまった。
そもそもあの罠をどうやって突破できたものか・・・?
「少年、ありがとう!君の援護のお陰で私は・・・」
「何言ってんだよ!御礼を言いたいのは俺の方だよ!モルフィがあいつらをお戦ってくれたから援護して有利に進められたんだ!」
少年はまっすぐな目をしていた。
「少年!」
「ん?」
「私は君の為ならなんだってする!だから何でも言ってくれ!」
「・・・わかったよ、じゃあさっそくだけど、その
「え?しかし・・・」
「普通に
またも少年は迷いのない目をしていた。
やはりまだまだ子供だな・・・。
「ああ、わかったよ・・・ライア!」
「よろしい!なんたって俺はリーダーだし!」
こうして私達の初となる
だが、戻る時もあの罠を苦戦したのは言うまでもなかったが・・・。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます