中級(ミドル)の仕事
ようやく
そういって真っ先に選んだ
どうやら仕掛けが多い場所にあるお宝であるらしいが、簡単な仕掛けだが徐々に難しくなっていくと言うなかなか手の込んだ仕掛けとの事。
「何人もこれに挑戦してまだクリアできていないんだってよ・・・」
「しかし、なぜそんなものが?」
「とにかく行ってみましょうよ!」
「そうだな!」
かくして俺達はちょっと危険な洞窟のお宝探しへと向かっていった。
***
ようやく俺達は例の洞窟へついた。
中は特に変わった様子はない普通の洞窟で会った。
だがいざ進んでみると、槍やら弓矢やらが色々な罠が出てきてびっくりだ。
身体の小さいミミカは俊敏な動きで避けているが、俺とユラは何とか罠を回避するので精いっぱいだったが・・・。
むにゅ!
(ん?なんだこの柔らかい触感は?)
「ちょっとライア・・・」
「え?」
「どこ触ってんのよ!!」
「ぐは!!」
やっと理解したことがある。
俺が触れていたのはユラの
無意識に起きたハプニングとはいえ、さすがにこれは無いよな・・・。
ユラだって怒っているはず・・・。
「もう、触りたかったら直接言ってよね!宿に帰ってからでもいいから!」
(はあ!?)
突然小声で何か言い出したぞ!?
何だよ!「
いや、今はそれどころじゃねえ!!
考えるな!今考えるべきはこの先の
***
次の仕掛けは上からおもりが落ちてくるって奴だが、これはとりあえず石を投げてと!
よし!
次だ!
***
何とか罠を突破した俺達は、ようやくお目当ての宝箱にたどり着いた。
「よし、ここからな俺の出番だな・・・」
「
「頑張って下さい!」
応援されてもなあ。
よく見るとこの宝箱の錠はちょっと工夫が入り組んだパズルのようになっている。
俺に溶けるか?
そう思って開けようとした矢先だった。
「え?」
ちょっと触れただけなのに、宝箱の錠が外れた。
(あの時と一緒だ・・・)
前回の
とにかく、中を確認して見ると、その宝箱に入っていたお宝は、青く輝く六角形の形のペンデュラムだった。
「なんだこれ?」
「綺麗!」
「それがお宝ですか?」
「みたいだな・・・」
このペンデュラムは一体何なんだ?
俺の心の中ではそれを一番に想っていた。
「は!少年!危ない!」
「え!?な、何だ!?」
モルフィの掛け声で気づいた。
俺達の目の前に明らかに獲物を見つめるかのような目をした2人組がいた。
「なんだお前ら!?」
「よお坊主!そのお宝をこっちによこしてもらおうか!」
「はあ、何言ってんだ!出来るわけねえだろ!これは依頼の品なんだ!ちゃんと
「少年!」
モルフィが戦闘準備に取り掛かった。
俺も手を貸すぜ!
「少年、かたじけない!」
「そういう時は、"ありがとう"・・・だろ!」
「・・・」
とにかく今はこいつらを倒さねえと!
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