4. 夏影回想録

心が空っぽになるようだった

浅い歌も滑稽なくらいだ

全部忘れたかった あの夏が泣いている


歩くたびに 何かが軋むんだ

耳をすませば夏が聞こえるんだ

今のまま醜い僕を君は笑っているようだった

何もかも許せなくなって 酒ばかりの今日だ


大嫌いだ 君も あの夏も 恋とやらも

擦り減っているのがわかるんだよ なぁ

何もする気なんてなくて 夏が終わりそうで

思い出になんてならないんだよ

ヒグラシが鳴いている


涙がとまらないのです

胸がなぜか苦しいのです

君の神様なんて君しかいないのに

僕がそうなればよかったのか

こんなんじゃ笑えないじゃないか!

嫌いな君に届けるまで


大嫌いだ 君も あの夏も 恋とやらも

擦り減っているのがわかるんだよ なぁ

何もする気なんてなくて 夏が終わりそうで

思い出になんてならないんだよ

ヒグラシが鳴いている

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