連載進んだ今が読み頃! なろう系世界観から逸脱した傑作(になるであろう)ゴリゴリなファンタジーです。
とある人類と魔族が存在する世界の、とある大陸地域での、いわゆる中世が舞台。
文明初頭の、強く、まだ単純だった、まるで神話の世界のお話のような時代からは遠く、人はみなバラバラな方向を向いて魔族に付け入られるような時代。
狡猾な魔族が跋扈するその時代に、超人的なギフトを得ながら浪人な立ち位置の無頼たちと、教会から派遣された青臭い正義感の少女とその騎士となる“死鎧の騎士”が、出会いを繰り返し旅をし死闘を繰り返し、徐々に真実がつまびらかになっていきます。
世界観も読ませ方もなろう系ではないので、一話すつ物語を追うと結構しんどいですが、冒頭に書いた通り、60話を越えた今がドライヴ感絶好調!大変読みごろです。今なら伏線もきちんと機能しますし、先行きの想像や読みもし放題です。
なお、テレフォンパンチ的な詠唱やプロレス戦闘を嫌う作者なので、戦闘シーンはマジでゴリッゴリでハイスピードで物理優先です。読みごたえが凄い!